映画感想『ぐらんぶる』
◆あらすじ◆
キラキラなキャンパスライフへの期待を胸に、美しい海に囲まれた離島の大学に入学したはずが、なぜか講堂で全裸で目覚めてしまった伊織。その後、まったく同じ状況の全裸の男、無駄にイケメンでアニメオタクの耕平と出会う。やがて真相に辿り着いた２人は、元凶であるダイビングサークル"ピーカブー"に強制入会させられてしまう。そして伊織の下宿先でもある叔父が営むダイビングショップ"グラン・ブルー"で日夜繰り広げられる壮絶な飲み会に巻き込まれていく。さらに、一つ屋根の下で暮らす狂暴なクーデレいとこの千紗や、千紗の姉で重度のシスコン奈々華、セクシーな先輩・梓、大学デビューに失敗した"ケバ子"こと愛菜ら、一癖も二癖もある女性陣にも振り回されながら、"キラキラ"とは真逆の大学生活を送っていく伊織たちだったが…。
男の裸体の展示会みたいなね。
ほぼほぼ男優は海パンか下着一丁。一部全裸？的な？
で、飲んで騒いでタイムリープ・・・繰り返す事数回。
冒頭から頭の上に「？？？？？？？？」って感じ。
そんなノリなわけだから
絵面的にはまぁくだらなさ炸裂だけどギリでお下品にならないのが上手いなぁとも思う。
そんな事でようやくたどり着いたのが或る島にあるダイビングショップ＆ダイビングスクール【グラン・ブルー】
恐らくダイビング好きなオーナーがあの名作から取ったネーミングなんだろうけど「ちょっとまってよ～～～～！！」な内容に「えっ～～～！！！！」ってなる(笑)
（つーか、ワタシの知り合いも同名のダイビングショップで働いてたからね。）
だってそのオーナーが高嶋政宏だよ！
そんなの変態ダイビングクラブじゃ～～～んwwww
でもなんだか解んない内にあれよあれよって場面は進んで意外に観進めたら汲み取れる事も多々あったりしてね。
主人公の2人は希望に満ちた大学生活を夢見てたのに不本意にも全く興味の無い【ダイビングサークル】に拉致されてそこで別の意味でめくるめく日々を送るのだが・・・
この映画を紐解くと【やりたい事が見つからない問題】に提案した内容だと言える。
もし目の前に何かできる事があるならそれに真剣に取り組んでみたら何か違うモノが見えるんじゃない？ってね。
結局彼等は自分達の目的を果たす為にダイビングのライセンスを取得するんだがその結果違う世界を目の当たりにする事になる。
陸に活きる意味を見出していた彼等に【海】は違う価値観を与える。
【やりたい事】と【出来る事】は違う。
自分が置かれた環境を切り開くのは自分の心持ち次第って事だと思う。
そしてこの映画のもう一つの魅力はダイビングサークル【ピーカーブー】の連中。
一見遊び人の様でパリピな雰囲気プンプンなんだけど酒が入って無い時はめちゃめちゃ面倒見の良いイイ男ばっかりなの。
中でもサークル中心人物の寿竜二郎と時田真治のコンビが良い！
演じてるのはモデル、俳優、声優とマルチで活動中の岩永洋昭とドラマ、映画でちょくちょく見かける鈴之助。
個人的には茶髪でイケイケな感じで見た目好きなタイプじゃない竜二郎に惚れたね。
ビジュアルは真治(鈴之助)の方が好きだけどね。(誰も聞いてないっつーの！！)
まさかこの数年後に『純烈』になるとは…
そんな感じで一見くだらなさそうなんだけど今の若い子達にこの裏の意味伝わるとイイナぁ・・・って思った次第。
ピーカーブ―の連中が【VAMOSダンス】を一所懸命練習してるの微笑ましい。
あの二人がその後どうなったのかは非常に気になる所。
アニメヲタクの耕平(犬飼貴丈)は特に気になる。
劇中も彼のヲタク部分をも少し掘り下げて欲しかったんだけどねぇ・・・でもそういう作品じゃないから仕方がない(~_~)
続編も無いだろうしね…遠い目…。
海中シーンは綺麗だったなぁ🐠
2020/08/13