見出し画像

『イコライザー2』

原題「The Equalizer 2」

◆あらすじ◆
現在の表の職業として、日中はタクシー運転手として働いているマッコールだったが、CIA時代の元上官で親友のスーザンが何者かに殺害されてしまう。独自に捜査を開始したマッコールは、スーザンが死の直前まで手がけていた任務の真相に近づいていくが、やがてマッコール自身にも危険が迫る。そして、その手口から相手はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが判明。同時に身内であるはずのCIAの関与も明らかになっていく。


同様に訓練を受け生死を共にしてきた筈なのにやっぱり賢くない奴は呑み込まれて己の細胞までをも悪に染める・・・

手を血で汚してもその悪を許さない男の物語・・・。

年を重ねタクシー運転手を生業にしていても乗客への理不尽を許せず成敗するマッコールの正義感はやはりスカッとする。
まるで街のゴミどもを片っ端から駆除する清掃車の様だ。

そんなマッコールの怒りの沸点を超えさせる出来事にこっちの胸中まで沸騰してくる。

沈着冷静、無慈悲な戦闘シーンには釘付けになったね!

でも、フークワ監督はそんな完璧なマッコールの弱点をちょっとだけ仕込むあたりがお茶目なんだなぁ。
それでもやっぱり賢い奴、悪に染まらない奴が勝つんだって事を正当に見せてくれるから安心感心の【桃太郎侍】ヨ!

そんな弱点設定の少年マイルズとの遣り取りはラスト間際のワンシーンに集約される。
言葉は無くてもグッとくるシーンだ。

マイルズ役にはあの『ムーンライト』でのゲイの少年を演じ名演が光ったアシュトン・サンダーズ君、可愛い・・・。
ジーンズめっちゃズリ落ちてて心の中でトランクス半分見えてるよ〜〜って注意してたわ(笑)

そして大切な人達を守れず失うばかりだったマッコールはこの一件で過去に向き合えたってわけだね。

ストーリーとしては安定だけど個人的には好きだったしダレる事も飽きる事も無く観られた。

ラストもアントワン・フークワ監督らしく人情味が溢れてて良かった。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?