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映画感想『グッドライアー 偽りのゲーム』
原題「The Good Liar」
◆あらすじ◆
一人暮らしの老人ロイが出会い系サイトで知り合ったのは、夫を亡くしたばかりの高齢の資産家ベティ。互いに孤独な2人は急速に距離を縮めていく。しかし、ロイの正体はベテラン詐欺師だった。ロイは世間知らずなベティの信用を得て、全財産を騙し取ろうと着々と計画を進めていく。
イギリスきっての名優、ヘレン・ミレンとイアン・マッケランの騙し合い演技対決を楽しみに観て参りました。
なんとな〜く大筋は読めるもののその経緯や動機めいた細部が最後まで判らず楽しめたわ。やっぱり熟練の演技は素晴らしい!なんか安心感ある。
ハイ、めちゃ重要シーン↓↓↓↓↓↓↓
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劇中、二人が映画観るシーンがあるんだけど上映作が『イングロリアス・バスターズ』で「何故にこの作品?」って思ってたんだけど、なるほど結末に近づくにつれそういう所で繋がってたのねと・・・。
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で、WWⅡ時の記憶を巡ってベルリンを訪れたロイとベティとスティーヴンだが、ついうっかりスティーヴンがミスを犯してベティの思惑がバレそうになるシーンがあるんだけどココこっちもうっかりしてるとその危険性に気付かないでスルーしちゃいそうなんだよね。でも最後の最後にヴィンセントとベティの会話に出て来るから個人的には「あぁ、あそこね。ドキドキしたわよ〜」ってなった。
ヘレン・ミレンはその復讐の執念をまぁ見事に魅せてくれて、若き日のロイの異常性が現在に繋がってる点で絶対に情けは介入しないんだなって思えた。
だからあのもぬけの殻になった家は先読み出来たけどスカッと気持ち良かったよ。
で、本当の自宅はとてもイギリス的なガーデニングのお家で素敵だった。
てかさぁ、こういう犯罪を犯してるリーダーやリーダー格の【自分が周りを使ってる】って思ってる人達って何でそいつらが裏切らないって思うんだろ?自分は裏切られないって思えるんだろ?権力とか圧力とかで抑圧してれば大丈夫なの?もっと凄い圧力出て来たら即刻寝返るよね?それがいっつも不思議なんだよね〜。
で、今作でもまぁ軒並み裏切るよね、オモシロイ程にさ(笑)
中でもヴィンセント役のジム・カーターが良かったよね。
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最近では『ダウントン・アビー』観たから「おぉ、またお会いしましたね」って感じだけど全く違う役柄でさすがっす。昔イギリス映画をめちゃ観てた頃『ブラス!』とか『英国万歳』とかでお目にかかっておりましたな。
特徴あるお顔立ちなので結構記憶に残る俳優さんだった。
個人的にはスティーヴン役のラッセル・トヴェイがとっても適役だったのが好み。ラストでニヤニヤしたわよ!(笑)
インタヴュー映像でのイアン・マッケランとの2ショットなんてイカシタ爺さんの若いツバメにしか見えな〜い❤❤❤(完全に腐目線!)
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こういうドッシリしたミステリーいい。
アタシも素敵な老人になりた〜〜〜〜い!!
( ✧Д✧) カッ!!
でも映画ヲタクで腐女子なBBAにしかなれな〜〜〜い!
=͟͟͞͞( ✌°∀° )
いや、自分の道を究めれば良いのじゃー!
🔥ᕦ(ò_óˇ)ᕤ🔥
2020/02/10