『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』
原題「Bad Genius」
◆あらすじ◆
小学校、中学校と優秀な成績を収め、その頭脳を見込まれて進学校に特待奨学生として転入を果たした女子高生リン。テストの最中に友人のグレースをある方法で手助けしたリンの噂を耳にしたグレースの彼氏パットは、試験中にリンが答えを教え、代金をもらうというビジネスを持ちかける。さまざまな高度な手段を駆使し、学生たちは試験を攻略。リンの売り上げも増加していった。そして多くの受験生の期待を背に受けたリンたちは、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試「STIC」攻略という巨大な舞台に挑むが……。
お馬鹿でお金持ちの友達には気を付けろ!
いやぁこれね。
裏口入学でも代理受験でもなく【カンニングの犯罪組織?】とか思いつかなかったなぁ(笑)
まぁ主要4人の主人公がもつ背景も物語の流れの中で自然にしっかり描かれてるし過去に着目されなかった題材と言う点で良いんだが・・・う~ん、それぞれの登場人物のキャラが或る意味ステレオタイプでその点での奇想天外な感じは無かった。
が、そのスリリングさがとても身近で単純なだけにこんなオバちゃんでもそれを楽しめるだけの要素は持ってる作品に仕上がってる。
若い年代ならなおさら楽しめるし恐らく教訓やメッセージ性めいたものをより感じられるんじゃないかな?
自分が起こした事、関わった事から得る物は無駄では無いけど頭の良さを何で計るのか?って所がこのエンディングに含まれてる気がする。
【断ち切る】のも人生の大事な分岐点。
でもね、個人的にはもっとスカッとさが欲しかったんだよなぁ・・・
もっともっと大胆な何かがね。
そこがチマっと纏まってしまってて残念。
でもアジアの小国がここまで作ってるのは非常に素晴らしいし今後に期待したい。