『ロープ/戦場の生命線』
原題「A Perfect Day」
◆あらすじ◆
1995年、停戦直後のバルカン半島。ある村で井戸に死体が投げ込まれて生活用水が汚染され、国際活動家「国境なき水と衛生管理団」のマンブルゥらが現地に派遣される。しかし死体を引き上げている最中にロープが切れてしまい、代わりのロープを探しに行くことに。1本のロープを求め、武装集団や地雷の恐怖にさらされる危険地帯へと足を踏み入れるマンブルゥたち。やがて不良にいじめられていた少年ニコラと一緒に彼が住んでいた家を訪れたマンブルゥたちは、そこで驚くべき事実に直面する。
紛争地に赴くのは兵士だけじゃない。
使えない国連を横目に国際援助活動家達が一つの目的の為に奮闘する姿が興味深い。
さすがスペイン製の作品、シビアな題材をブラックユーモアたっぷりに描くが随所に紛争地の深刻な問題が挿入され緊張感は絶えず伴う。
登場人物のバランスも良く、キャストも文句無しだ。
それぞれの人間性が良く演出されている。
ベニチオ・デル・トロ観たさで行ったけどスモールバジェットだが描き方は秀逸。
これは拾い物だったな。