『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
◆あらすじ◆
長年の声帯ドーピングにより、喉が崩壊寸前の世界的ロックスター。そんなある日、彼は街で極端に声の小さな女性ストリートミュージシャンと出会う。そのめぐり逢いをきっかけに、2人の運命は大きく変わっていくこととなる。
この【雑感】溢れるエネルギーがどう転ぶかなぁ??
いやいや、個人的には何処とな〜く楽しめた気分ではおる。
ただ、ただね、コレこの三木監督の世界観に嵌れなかったら【一発でOUT!】なのよ・・・と思うのよ。
『キャリー』ばりの血糊ぶっ被りシーンから退く人もいるんじゃないかなぁ?
でも豚の頭投げられてた身としては(ていうか身内が投げてた?)そこから爆笑だったもので一気に冒頭ライブシーン嵌ったよね。
でも開口一発目の『テンション上げろ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!』でアゲアゲになったはイイんだけどその後の展開が結構結末含め想像とは違う方向へ向かわれたのでびっくり感もあったな。
てか、清水麻八子の『アベマリア』・・・素晴らしかった。
ちょっと感動したわぁ〜( ✧Д✧) キラーン
とにかく"ハチャメチャでも何でもイイ、今やりたい事を続けりゃいい〜のいい〜のブライアン・イーノ。足が止まったら【よろこびソバ】でもすすってさ!"みたいなそんな感じのヤツ、スクリーンからジワジワ感じた。
何言おうとしてるとか設定自体が滅茶苦茶で突拍子もないから「分んねぇ奴は全く解んねぇだろ?」みたいな姿勢が好きだ。脚本だってあっちゃこっちゃ向いてる感じするしドイツもコイツも信用出来ない輩ばっかりだし。笑わせたいのか?あぁ?笑って欲しいのか?おぉ?って感じだし。仕舞いにゃ『何だそりゃ?感動ものなのか?おい』ってツッコミ入れたしな。
個人的にはその雑さの中の細部が懐かしくもあったり笑えたりだったんだよ。
でもしっかり全編一つも欠伸出なかったし目も擦らなかったし(・・・いや、嘘つきました。一か所ウルッとして目を擦りました・・・。)
そんな自己満足とも言える映像の中にブレないヤツ居たからいいんじゃないかな?
遣らない理由はいくらでも見つかる
でも自分の意思でやる事の理由は一つ『やりたいから!!』。
己を捻じ伏せる環境破壊映画!
人間なんてちっぽけなモンなんだから過去を引き摺って引き摺り過ぎて疲れちゃう人生勿体ないよ。
声も出せないなんて・・・
声出して何ぼだしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
【ココロが燃えない不燃ゴミに】なるくらいなら声出してこ〜〜!
それにしても役者の豪華な事よ!
監督夫人のふせえり・・・デビルおばさん、とても良かった。松尾スズキのザッパおじさんとのコンビもさむずあっぷ。
落ち武者社長の哲司もハゲぶりに登場時吹いたわ。
バーチーはこういう役が好き。
もっとも胡散臭かった若松了の無料レコード社長。(←なんだ?このネーミングw)
そして日本のケイト・ブランシェットかと思う程のブラックジャックキャラ設定だった麻生久美子!ますます惚れたわ❤
サダヲのパンクぶりも板に付いてる(当たり前だ!)