『カメラを止めるな!』
英題「One Cut of the Dead」
◆あらすじ◆
山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたチームに、突然本物のゾンビが襲いかかる。リアルなサバイバルの光景を見て、本物志向である監督は狂気のうちに大喜び。その撮影の裏側には、色々な事情や秘密が隠されていた。
こんなに劇場で笑ったの初めて。
ワンカット好き
オブザデッド好き
B級好き
映画好きには堪らん設定。
薄汚い2階建てビルにふらりと入って1階は口笛拭きながら通り抜けたけど2階に入った途端階段がめちゃ長くてあちこちに仕掛けがあってアレアレ?ってなってやっと登り切ったらなんだか愛を感じてほんのり涙出てホッとしてたら「えっルーフもあるの?」みたいな感じだった。
これは凄い映画だ!
観て良かったし劇場で観なかったら後悔してた。
物凄く【愛】ある映画だった。
現場が凄く楽しそうで羨ましいくらいだった。
忘れられない映画の一つになる。
ゾンビ苦手でも問題無し!
逆に観ないと損!!( ✧Д✧) カッ!!
『ポンっ!!』
■ココからネタバレ■
構成的に完璧だよね。
三層での展開でかなり緻密に魅せてくれる点で監督の手腕が凄いし企画力に惚れ惚れ。
メイキングのメイキングって発想・・・お得感満載(笑)
この低予算でこれだけ魅せてくれたらやっぱり映画って知恵絞って手作りの方が感動するって証拠だよね。
日本映画がこれだけの事やってくれたら嬉しくて堪らないじゃないか!!
小ネタが凄いんだけど一瞬血みどろの女子がキャリーのあのシーンに見えたり、「父さんにもぶたれた事無い」が突然飛び出したりしてさ。
ゾンビもの昔苦手だったからあんまり観てないんだけどきっと色んなの知ってたらもっともっと気付きがあったんでないかな?
それより何より家族の再生って伏線がまた感動的じゃないか!
これに涙でちゃうんだよなぁ・・・。
あの家族、母親と娘、父親と娘って言う【映画に対する血】って部分でかなりオモシロイ事になってる。
もう当初全く関係ない監督の妻と娘が最後はこの生ゾンビ番組を仕切る的な流れにどう繋げていくのかがとにかく自然で良い!無理が微塵も感じられないから素直〜〜〜に観てられる。この展開の何処にも疑問を感じる余地が無い!
で、出演者達の非協力的な態度が徐々に変化してこのチープなゾンビ番組を作り上げて行こうと言う心意気が見えて来る辺りも上手いんだよね。
ホントにソンビ番組はZ級にチープなんだけどそこに存在する【熱】が1ミリも減らないのがイイ!!
いいチームなんだろうな・・・。
『ポンッ!!!!』(笑)
↑ これ最も重要なワードだよね。