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この先の国際情勢の考察
この先10年間の国際情勢がどうなるかを考察してみましょう。
トランプ政権の米国は中国を敵視する政策を推進します。ロシアと日本を使って封じ込めようと考えている。だからロシアとウクライナの戦争は早期終結したいし、中東で揉めても極力関与をしたくない。
中国の方は台湾占領の成功には、米軍戦力を分散させたいので、イランを支援する。ロシアへの影響力を強めながら、韓国を事実上の支配下に置くでしょう。
ロシアは米国・中国からラブコールを送られる状況となる訳ですが、元々ウクライナとの戦争は「NATOの範囲を拡大させない」と言う約束を欧州が破ったから始まったものです。ロシアはこの怨みを忘れないので、いずれ欧州との戦争に突入するでしょう。
中国はロシアを支援するし、米国も欧州への派兵は躊躇します。更にNATOの中核であるドイツは、エネルギー資源をロシアに依存して来た影響でロシアとの対立を嫌います。
NATO軍は足並みが揃わず、対応は後手後手に回ります。
更に仏国・英国が核兵器を保有している事から、ロシアは戦術核による先制攻撃を決断すると予想しています。核兵器の撃ち合いとなり、欧州は荒廃する。その悲惨な光景を予言したのがノストラダムスの『諸世紀』であり、ファティマ第三預言です。
「1999年7月に人類滅亡」とかみんな騒ぎ、インチキ本のレッテルを勝手に貼りましたけど。そもそも予知能力の無い人が「解釈」した所で、間違えるのは当然なんですよね。
米軍が欧州に介入せざるを得なくなる。すると中国が台湾侵攻を実行します。同時に長距離ミサイルの照準を日本の各都市に合わせて「関与するな」と恫喝する。日本政府はひとまず静観の構えを見せる。
しかし、台湾が軍事基地になると第一列島線を破られるので、東南アジア米軍は断固反撃を敢行。結果的に日本も従わざるを得ず、東京や大阪などが被害を受けながら、どうにか中国軍を台湾から追い出す……と予想しています。
もっとも、未来は人々の選択によって変化するので、台湾有事が欧州大戦より先になるシナリオも存在します。世界が平和を選択するシナリオは……残念ながら無いですね。