櫻井新堂(禅ライフトランスフォーマー)

人生の約3分の1を海外と関わりを持ちながら、57歳で会社員としての生活に終止符を打ち、…

櫻井新堂(禅ライフトランスフォーマー)

人生の約3分の1を海外と関わりを持ちながら、57歳で会社員としての生活に終止符を打ち、禅の世界の旅へ。これからは社会へのお役立ちを使命と心得、自分のできることを一歩ずつ進めていきます。

最近の記事

禅的思考とビジネスの親和性(3)

前回は暗黙知である「真我」(=本来の自分)を理解し、意識しなければSECIモデルを回せないという話をしました。 「本来の自分」理解して意識する、これ簡単そうに思えるかもしれませんが、結構大変なんです。 私自身、「本来の自分」そのものの存在に気がついておらず、いや正確に言うと存在を忘れており、表出している「自我」の部分だけが「自分」だと思って疑いも持っていませんでした。これはなぜなのか・・・ 皆さんだいぶ記憶は薄れているとは思いますが、幼稚園くらいの記憶を辿ってみてください。

    • 禅的思考とビジネスの親和性(2)

      前回は一橋大学名誉教授の野中郁次郎先生のSECIモデルが禅的思考であると確信していることについて触れました。 その際、「いやいや、SECIモデルは1対1やチームで知的コンバットをすることによって暗黙知を形式化しながら知を創造するのでは?禅的思考とどういう関係があるの?」という疑問が頭をかすめた方もいるかもしれません。 ではなぜ確信したのか。 わかりやすいので、また入山先生の連載記事を引用しました。 この引用文で注目をして頂きたいのは「全人格」同士でぶつからなければならないと

      • 禅的思考とビジネスの親和性(1)

        初めまして、櫻井新堂と申します。新堂は法名で2022年5月に得度した際に師匠から頂きました。私は会社に勤めるごく普通のビジネスパーソンでした。そんな時、背中を押されるように57歳の時に独立をし、禅の世界に吸い込まれるように飛び込んでいきました。宗教心も信仰心もありませんでしたが、ビジネスパーソンとして30年強働いてきた中で、なぜこういうことが起こるのだろうか?ということに対し、単純にこの世界の本質、つまり真理を知りたいという欲求に駆られたのです。 NOTEには興味はあったも

      禅的思考とビジネスの親和性(3)