Zenta Sato

イカしたチームでAsagayans Recordsというレーベルを、そのB-sideとして極私的なbokenasu recordsってものをやっていますよ。 本職は無職(あるいは、無色)。

Zenta Sato

イカしたチームでAsagayans Recordsというレーベルを、そのB-sideとして極私的なbokenasu recordsってものをやっていますよ。 本職は無職(あるいは、無色)。

マガジン

  • エッセイ的なものは

    エッセイ的なものはここにまとめてみたよ。

  • 歌詞だよん

    話の中にで出てきた歌詞などを参照用にここにまどめてみようかな、と。 マガジンという機能の練習をかねて。

  • études pour FFF

    次のアルバム『A Fart From the Future(仮)』にに合わせてリリースしようかと企むテキスト群のエチュード。

最近の記事

おれのことが知りたければギネスを見てみてくれ。

鼻がいやにむずむずむずむずするので鏡を見たら、鼻毛が一本飛び出していた。うむ。ずいぶんのびやがったなと引っこ抜いたところ、わずか1cm強。たいしたことがなかったのであります。 これを抜かずに丸める形で鼻の中に戻し、またしばらくして出てきてしまったら、くるっと巻いてループ状にして戻す……みたいなことを繰り返したらすごいことになるかも。5cmの鼻毛とかできちゃったりして。うぉー。 ……というような愚かしいことを考えて時間を費やしていた本日。 もしやと思い、検索してみたところ、

    • 佐藤祐子舞踊研究所

      ウェザー・リポートのアルバムでは『ブラック・マーケット』と『ヘヴィ・ウェザー』が特に好きなんだけど……なんて人は山ほどいそうだよね。 高二のときだったかな。ある日、私は佐藤祐子舞踊研究所を訪れたのだった。ギターを弾くだけでなくダンスも学ぼう……というような心がけだったわけではなく、そこは伯母さんちなの。もともとは親父の実家、つまり、じいさんばあさんの家であったもの。それを二つに分けて親父の姉夫婦と妹がそれぞれ住んでいるってなことだった。うちから歩いても15分か20分ぐらい。

      • 空っぽの電車

        2018.04 Misaco + Otherz 空っぽの電車が走り出す 何十年も前のような 昨日か一昨日みたいな 気がする 気がする 空っぽの電車が走り出す この町で君を乗せたんだね 明るい未来のふたりを 夢見て 夢見て   乗る人に降りる人   笑う人泣く人も   あれこれと想い出詰め込んで    おはよう    おはよう    おはよう    出発進行      遠くに見えた      未来は今や      ここにあるんだ、ここにある 電車は走り続けてきた 希

        • Knock Me Down

          じょじ伊東と工事現場 1988.02 パンクするための理由が俺にはない。 幸福な毎日というわけでもない。 酒を飲めば目が回りだす。 寒い夜になるぜ。 だけど俺にはパンクする理由はない。 否定形で語り続ける義理もない。 俺がここで踊り出しても 誰も止めやしない。  老け込んでしまうには早過ぎるぜ。  もう一度だけ殴り合おう。 Knock me down. 痛みさえも忘れて 歩くよりはましだ。 寒い夜も何でもないさ。 Knock me down. 意味はないぜ。

        マガジン

        • エッセイ的なものは
          58本
        • 歌詞だよん
          13本
        • études pour FFF
          1本

        記事

          夢に意味やメッセージなんてあるのや否や

          記憶しているかどうかということはあるにせよ、夢というのは頻々とみているそうでありますな。私もあれこれとさまざまなものを見てきているわけです。あんまり父親が夢に出てくることはないんだけれども、というか、母親も滅多に出てこないんだけどね。 私が中学生の頃、そこそこの爆音でレコードをかけていると、隣の部屋で仕事をしている親父がふらっと入ってきて「ちょっとヴォリュームが大きいな」と軽く苦情を言われることがごくたまにあったのですよ。 オーソドクスな勤め人とはちがって、彼は家で仕事をし

          夢に意味やメッセージなんてあるのや否や

          しましまの世界

          Misaco + Otherz 2018.10 縦じまのシャツ 脱ぎ捨てて 風の中を走り抜ける 揺れる未来 もつれをほどいて   XとY 入れ替えたって  あなたはあなたよ かわりなく  白と青の海に  青と白の空に  境界線などなく   No border   No border   いま   声に出せば届くかしら   私からあなたへと 横しまな人 放り出し 風に何か問いかければ 「あなた次第  閉じるも開くも」  広い大地に線を引いても  私は私よ かわりなく

          しましまの世界

          万愚節

          poor man's roseという二人組のバンド。二年前ぐらいかな、コロナの時代になってから知ったので生で観たことはない。チェックしてみたら2022年の4月のプレイリストに「寂春」という曲を選んでいた。拙いような青くさいもどかしさも魅力的だと感じさせるような、未完の可能性に満ちたとでもいうべきお嬢さんたち。世間が落ち着いたらぜひ観てみたいな、と思っていた。活動拠点が福岡らしいので、東京ではごくたまにしか機会が得られなそうではありましたが。 そんな感じで何となく心にとめていた

          駄目なときって

          あさがやんず 2004.11 雨の降る夜は 何もする気なし。 寝転がって 夢の中をゆらゆらと。 だけど、晴れの日も やはりやる気なし。 こんなものさ、 駄目なときの おれの日々。  頁をめくる指さえもだるい。  眠り過ぎた背中  床擦れができそうだ。  笑いたければ笑えばいいさ。 欠伸をしながら 映画を眺める。 猫とおいら うたた寝して 日が暮れる。  現実が綻んでくるようだ。  一秒一秒が  一秒ずつ過ぎる。  明日は明日の風が吹くさ。

          駄目なときって

          ロウでダウン?

          近頃テンションが上がらないんですよ。いやはや。 美しい国だとかいう日本は腐敗政治の真っ只中で回復への道筋が見えない有り様だし、世界に目を向ければ際限なく人が殺される日々が続く。苦しい。 近視眼的に眺むれば、貧乏という持病でよろめくだけでなく、役所をうろうろしたり、ゴミ屋敷に突入したりという任務に振り回されている現実がある。このあたりの雑務はちぃとも楽しいことではない。なんだけれども、これはこれで人生のひとつのアスペクトだと思って(思おうとして?)みれば、経験しておくべきことな

          ロウでダウン?

          All We Need is Love

          2024.02 Nobody knows where we're to go Or, do you know how to save souls? Time is slipping away Over the thousands prayers astray Genes may know what waits for us Endless moans ring in chorus No, I say to you Oblivion cannot hide the trut

          All We Need is Love

          All We Need Is Love、配信がはじまりましたよ。

          「All We Need Is Love」配信がはじまりました。 bandcamp/Spotify/Apple/Amazonのまとめリンクを貼っておきます。 先日公開したYoutubeの動画にも飛べます。 何はともあれ、よろしくどうぞでございます。

          All We Need Is Love、配信がはじまりましたよ。

          下手の考え

          芦川いづみの映画を眺めながら……って、またその話? まあ、他の映画でもいいんだけれども、というか、映画である必要性さえなく、たとえにあげるのはどんなネタでもいいんだけれども……リアルタイムって何じゃらほい、なんてなことを思ったりするって話。 いたいけないお嬢さんが冤罪で死刑囚となっている兄の無罪を晴らすべく東奔西走する『青春を返せ』という作品。1963年公開。なので、ご年輩の方で公開時に映画館に足を運んだ人ならば「おぅ、それならリアルタイムで観たぜ」とおっしゃるやもしれません

          下手の考え

          海の色

          先日来、ちょこちょこと芦川いづみ出演作品を観ている、なんてなことを Misaco + Otherz のポッドキャストで喋りましたが、その後も引き続き、いくつかをぼんやりと鑑賞継続。 芦川いづみの、何というか、愛らしい子狸のような笑顔がいい……なんてな表現は失礼かしら。そもそも子狸の実物は見たことがないんだけれども。そんな彼女の笑顔を堪能するばかりではなく、時代の景色を見たいという目的もあるんですよ。私、1961年生まれなんですが、その前後の町の風景や雰囲気を確認したいな、と。

          北斎ブルー

          ちょびっと前、『日曜美術館』で北斎を取り上げていた。ぼんやりと眺めていたところ、「神奈川沖浪裏」には何色が使われているか、というような話になった。八色だそうだ。ふむ。この二種類の青と水色が……なんてな説明を耳にしていたところ、そういや、二年前だか三年前だかに北斎ブルー的なインクを買った覚えがあるな、と思い出した。 私はまあそこそこに萬年筆を愛好する人間であります。 中学の入学祝いにもらって以来、使い続けていますよ。余裕があるときにはいろいろと買い求めたりもして、おそらく百本

          北斎ブルー

          運命的な出会い

          高校に入ったとき、大いに驚いたことがあった。同級生の中に父親同志も同級生である人が私も含めて四人もいたこと。親子揃って同級生が四組ってことね。父親たちは都立高、私らも都立高。どちらもかつての第三学区(杉並・中野・練馬)。都立高というのは地元の人間が集まる場所なわけで、親が引っ越していなければ子ども同士が同級生になることだってそうそう珍しくはないという考え方もあるかもしれんけれども、四百人のうちの四人が親同士からして同級生って、百人に一人って割合ですよ。これはやはり些か特異な出

          運命的な出会い

          サンスヴェリアの冬支度?

          前にサンスヴェリア・ハニーの話を書いたよね。切った葉っぱを土や水に挿しておくだけで、株分けというのか何というのか、とにもかくにも、増やせるわけ。事実、増やせましたよ。 成果物を期待して唐辛子やオクラを育てていたのとはちがって、ピュアにグリーンハートなアティテュードでSDGsのポイント・オブ・ヴューからしてもプラティカルなエフェクトがプロミシングであり……ああ、嫌だね、こういう薄っぺらい言い回し……って、私は何をやっているのやら? 何はともあれ、これは地道ながらも楽しくなくもな

          サンスヴェリアの冬支度?