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おじさんが自分語りしてしまう理由
何人かで普通に雑談しているのに、話の流れを奪って自分語りにしてしまう人、いますよね。
そういう人っておじさんに多いというか、筆者個人の経験だと100%おじさんです。
どうして場の話題と関係の薄い自分語りをぶっこんでくる人がいるのでしょう?
そしてなぜ、彼らはほぼ例外なくおじさんなのでしょう?
この記事ではその謎を解き明かします。
自語りおじは会社人間!
一番に理解すべきは、自分語りおじさん、略して「自語りおじ」は会社人間だということです。
会社を離れると日常会話をぶっこわしてしまうちょっと空気が読めないおじさんですが、会社では概ね有能なビジネスマンです。
この、デキるビジネスマンというのがポイントだと筆者は解に至りました。
自語りおじはそれが故に日常生活に支障をきたしてしまっているのです。
ビジネス会話の弊害
「客とは雑談しろ。ただし、仕事に関係する内容にしろ」
筆者が自語りおじの上司から教えられた言葉です。
営業の際には、商談の前後や、一緒に移動する時間など、顧客と雑談をすることがあります。
ここで天気の話をするようでは三流というわけです。
相手と自分に共通する話題で、かつ多少遠くても構わないから仕事に関係する内容……うーん、難しい。
「会話内容にさりげなく実績や人脈を織り交ぜろ」
さらに高度になってきました!
ビジネスにおいて実績は重要です。
なんの実績もないぺーぺーに大事な仕事を任せる顧客はいません。
相手と対面して商談しつつ、自然に実績をアピールするのは、なかなか高度な会話術です。
意識して訓練しなければ身につくものではありません。
自語りおじは日々の商談でこの技術にせっせと磨きをかけているのです。
ここに陥穽が潜んでいます。
こうして自語りおじは生まれた
もうお分かりでしょう。
自語りおじとは日常会話でもついつい身についたビジネス会話術を発揮してしまうおじさんのことなのです!
自語りおじのことを、日常会話でもマウントをとりにいってしまう自己顕示欲モンスターみたく捉える方もいると思います。
そうではないのです。
ただ自語りおじは日常会話で、身につけたビジネス会話の技術を反射的に発揮してしまっているだけで悪気はありません。
やっかいな自分語りおじさんですが、相手を理解することで受け止める側の気持ちも多少変わってくるのではないでしょうか。