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東北2023秋 その8

Day8 磐梯吾妻ステージ

東北旅が今日で終息する。会津若松のホテルを出発し、最後のチョメチョメライン、磐梯山ゴールドラインや福島吾妻裏磐梯線、そして荒地マニアの聖地である磐梯吾妻スカイラインを通り、旅汁を大量分泌して締めくくるとしよう。

朝から小雨模様で徐々に本格的な雨に変わっていった。昼食とデザートを桧原湖畔にあるリゾート内のレストランで済ませ、先を急ぐ。霧がかかって眺望が全くない中、磐梯吾妻スカイラインをクネクネ進む。

甘味の魔力

吾妻小富士近辺にさしかかり急に視界が広がった。車を止め車外に出てみる。雨と強風は強まり、やがて雨は霰に変わった。蔵王のときと同様、エクストリーム強風によって体温をがっつり奪われ、薄着をしてきた自分を恨む。吾妻小富士の登頂は諦めた。岳人として勇気ある撤退だ。

磐梯吾妻スカイラインの下り道では風雨が弱まり、秋の吾妻連峰を楽しめた。夕方、無事に福島駅前の貸自動車屋に着き、道中の友となった車とお別れをした。ありがとう、最新HV車。

福島駅から山形新幹線で南下し、大宮駅を経由して我が故郷、川越に向かった。旅中、気になることが幾つかあったので、川越でじっくりと東北旅の復習に励みたい。

いろいろとありがとう、東北。今回の旅で数十年振りとなること、年初に夢想していたことを完遂でき満足です。節目となる東北旅となりました。


破滅的な日常の曼谷にて
2023年12月 全裸紳士

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