対面子(TOIMENTSU)
美しくないものが美しくなる瞬間に体を撫でていく、ぬめっとした、艶めかしい執着。ほしい。君が、ではなくて。見れた。ぼくにないもの。スローモーションで刻まれるそこの美の豊穣に嫉妬臨界を超えた感情暴走が抑え難く。理性を保つことは重要。
どうすれば美しくなれますかという質問に、もう黙って放り投げてしまえばいい、とか、キスしたら(落雷)いい、とか、もうマニキュアの色を同じにするだけで全部変わる、とか、目の前の君が教えてくれた。
だからあとは自動的に、ぼくはきれいになる。ぼくはきれいになる。ぼくはきれいになる。
マニキュアの色は水色にした。君の色が藍色だったことに関係しているのか。している。
そのとき君をあいするとかあいさないとか、そういう地点からとおく離れて、基本的に固有名詞が乱立しないやり方が純粋じゃないか、とか、そういうのあってもいいけど、とか、いや、もっと無言の沈黙的言語による濃密なコミュニケーションを無意識化したら、とか、いや、単純にぼくはインターネットで対面子できたからもうそれが満足以上で、それは、あい、であり相であり会でありアイであるばかりのヘモゲではないか、という憶測。そう、憶測の域は出ないんだけど、割と。
友達が減っていくのは良いこと?うん、そうだね。
ひとりもいなくなったら友達になってよ。う~ん。どうかな。
これはアイだと思う?まさにね。
ヘモゲ?それも蟻かもね。
どっち?誰と喋ってる?
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