温泉に入るサル「地獄谷野猿公苑」
地獄谷野猿公苑は、長野県の北部、上信越高原国立公園の志賀高原を源とする横湯川の渓谷に位置しています。標高850メートルのこの地は、一年のほぼ三分の一が雪に覆われる厳しい環境です。急峻な崖と、いたるところから立ち上る温泉の湯気、そのような光景を見た太古の人々はこの地を地獄谷と呼びました。しかし、ここはサルたちにとっては楽園。古くからこの地にはニホンザルの群れが自然のままに暮らしています。ニホンザルの興味深い生態を間近で観察できる場所として、温泉に入るサルとして、広く世界中の人々に愛されています。また、多くの研究者や写真家も訪れ、数々の成果を上げています。
■自然観察の場です
野猿公苑もニホンザルの生活の一部分でしかありません。ニホンザルの生活は野猿公苑の施設も含め、地獄谷の周辺、すべての環境の上に成り立っています。
■地獄谷温泉
地獄谷温泉は、「渋温泉」、「上林温泉」、「安代温泉」などとともに「湯田中渋温泉郷」を形成する温泉地のひとつ。横湯川と角間川に沿って開かれた温泉郷ですが、地獄谷温泉だけが山へ1.8kmほど入った奥地に位置しています。
■地獄谷温泉「噴泉」
地獄谷噴泉。地獄谷温泉の一軒宿「地獄谷温泉後楽館」の源泉で、噴上げる熱泉は高さ20mにまでなる自然噴泉です。国の天然記念物にも指定されています。
◆飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ旅行記
◆Adobe Stockで写真・動画を販売してます。
下記アドレスからご覧ください。