「Leonardo.Ai」よ、風景画はどうだ【2】
はじめに
前回に続き、風景画を生成してみようと思います。
今回は建物。
AI生成を補助的に使って写真をアニメの背景画やイラストのようにしてくれないかな、という発想です。
前回は上手くいきました。
でも今回は上手くいかなかった例です。
準備
可愛い外観の店舗の写真を加工したかったのですが、こういった加工やらなんやらに個人店舗の写真を使うのは良くない気がしてやめました。
で、公共的な建物ならいいかなと思い、東京都千代田区にある国立近代美術館分室の写真を使います。
屋根の向こうに見えてた木を消したり、コンストラストを調整したり、先に少し加工しました。
ゴシック建築はあまりゴチャゴチャしてないので加工しやすいかなと思ったのですが……。
これをImage to Imageに入れます
モデルはDreamShaper v6
プロンプト
brick building, painting, visible brushstrokes, palette knife and brush strokes, anime back ground
レンガ造りの建物、不透明水彩の絵、パレットナイフや筆跡を残す、アニメの背景
今回も綺麗な画像にするプロンプトは省きました。
ネガティブプロンプト
”photo real” 等、写真ぽくならないように。
Guidance Scaleは7(デフォルト数値)。
Init Strengthは0.7を中心に微調整。
実行
さぁ、どうだ。
一見、不透明水彩的ないい感じの絵だけど、よく見るとレンガの線が歪みまくってます。
絵の全体的な歪みであれば絵の味になるけど、これはちょっと適当すぎますね。なんとなくレンガを描いてみた感じ。
フリーハンドで描いたように見えるのは良いけど、線が繋がってなかったりするのはいただけません。
プロンプトに”perfect perspective(完璧なパース)”と入れたりしてもダメ、色んな数値を変えてもダメ、モデルを変えてもダメでした。
こうなったら色調補正してボカして手前に人物絵を置いてごまかそう。
まとめ
ためしにImage to Imageから写真を抜いて、レンガ作りの建物を生成してみましたが、窓とかしっかり直線なのにレンガの線はフニャフニャでした。
絵が綺麗になるプロンプトを大量に入れてみましたが、何故かレンガ線だけは変わらず……。
ということは、Imaget to Image は関係なくAI画像生成がレンガのような細い線が苦手ということなのでしょうか。
もっと検証してみたいですが、今回はここまでにします。
AI画像を作り始めてまだ2ヶ月、もっとなにかコツがあるのかもしれません。
以上です。
参考になれば幸いです。
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