ごはんのお供の主役級 卵かけごはんの流派を調べてみた(アレンジレシピもあるよ)
こんにちは。全農米穀部のAです。
待ちに待った新米の季節がやってきました!美味しい新米だからこそ、シンプルに卵かけごはんで味わってみてはいかがでしょう?今回は、新鮮な卵と美味しいお米が用意できれば、すでに至福が確約される卵かけごはんの世界を探検してみました。
流派について調べてみた
卵かけごはんと一口にいっても、食べ方はいろいろありますよね。生卵をそのままごはんに載せる人、溶き卵をかける人…。わたしは白身のどぅるんとした食感が苦手なので、子どもの頃からずっと、卵を溶いてからごはんにかけて食べる派です。どんな流派が人気なのか知りたくて、Xのフォロワーさんに卵かけごはんの食べ方をアンケートしてみました!
2日間(10/1~2)のアンケートで、投票総数はなんと9,342票!投票くださった皆様、感謝申し上げます!ありがとうございます。
選択肢にした流派は、①全卵オン・ザ・ライス、②とき卵流しかけ、③白身を先混ぜ→卵黄のせ、④卵黄オンリーの4つ。
さっそく、集計してみた結果がこちら↓(じゃーん)
約半数が「①全卵オン・ザ・ライス」という結果に少し驚きました。このアンケートを実施するときに上司とわたしの前の席に座っている例のHさんにも聞いたんです。そしたら、三人とも「②とき卵流しかけ」だったので、わたしもそうだし、絶対②ですよね~って会話をしてたんです。だから、想定した結果と違いました…
そして、いただいたコメントのなかには、4つの流派に属さない大変興味深い食べ方をご紹介いただきました。“とき卵に温かいごはんをのせる”という食べ方(ごはんオン・ザ・とき卵的な)なのですが、衝撃的じゃないですか?これ洗い物がでないんです。
他にもごはんに醤油をかけてから、卵を入れる、ごはんをレンチンで熱々にしてから、卵を入れるなどなど…「やってみよ~」と思う食べ方を教えていただきました。
というわけで、卵かけごはんひとつにしても食べ方がいくつもあって、卵かけごはん×食材×調味料…何百何千何万もの組合わせがあり、まだまだ知らない食べ方たくさんあるなと探求心がくすぐられました。
卵かけごはんをアレンジしてみたくなってきた
皆さんの卵かけごはん愛を見ていたら、いろんな卵かけごはんを食べたくなってきたので…各流派のアレンジレシピを考えてみました。きっと幸せを感じられる最高の朝ごはんになるはずです。
● 全卵オン・ザ・ライス派
① 明太子×レモン
ごはんのお供といえばの“明太子”!と卵の見事なコラボレーション。
ありそうでなかった組み合わせじゃないですか?さらにレモンを絞っちゃいます。レモンの酸味ですっきりお目覚めの一品。
<作り方>
1. 明太子は薄皮を取り除く。
2. ごはんに明太子をのせ、卵を割り入れる。刻みのりを散らし、レモンを添える。
② カレー×チーズ
カレーの日の翌日は!お決まりの一品。
これを食べるためにカレーを少し残しておきたい。
<作り方>
1. ごはんにカレーを加えて混ぜ合わせる。
2. 1に卵を割り入れ、粉チーズ、ドライパセリを散らす。
③ 味付けのり×ゴマ油
卵かけごはんといえば醤油が定番ですが、塩も好相性です。塩にもこだわりたくなる一品です。
<作り方>
ごはんに卵を割り入れ、味付けのりをちぎりながら散らし、ゴマ油をかけて岩塩を振る。
●とき卵ながしかけ派
④ ネギ×みそ
味噌の塩味と卵のコク、ネギの香りと食感にきび砂糖の甘み。
冷蔵庫にある食材でちゃちゃっと作れるのに、どこか上品な味がする
コスパ最強な卵かけごはんかもしれません。
<作り方>
1. 青ネギは小口切りにし、<調味料>と合わせる。
2. ご飯に1をのせてとき卵を流し入れ入れ、かつお節を振る。
● 白身を先混ぜ→卵黄のせ
⑤ アボカドナムル×白ゴマ
クリーミーなアボカドと卵黄の見事な絡み合い。コチュジャンがピリっといい役割してくれています。
<作り方>
1. ボウルで<調味料>を合わせる。アボカドは皮をむいて1cm 角に切り、<調味料>のボウルに加えて絡める。
2. ごはんに1をのせて卵を割り入れ、白ゴマを振る。
⑥ 天かす×麺つゆ
天かすのサクサク食感に三つ葉の香り。
忙しい朝でもほっと一息つける一品です。
<作り方>
1. 天かすに麺つゆを加えて全体に染み込ませる。さらにごはんと混ぜ合わせる。
2. 1に卵を割り入れ、ミツバを散らす。
● 卵黄オンリー派
⑦ しらす×とろろ
長芋はすりおろすのもよいけれど、たたきつぶすとシャキシャキ感が愉しめます。
ズルズル~と忙しい朝でも喉ごしがたまらない一品です。
<作り方>
1. 長芋は皮をむき、ビニール袋に入れてすりこ木などで叩く。
2. ごはんにとろろをかけてしらす干しを散らし、卵黄をのせて貝われ菜を添える。しょうゆをかける。
● 番外編(卵を加熱するタイプ)
⑧ 温泉たまご×バター
温泉たまごを家でも作れると知ってから、卵かけごはんのレパートリーが増えました。ぷるんっと温泉たまごにバターのコクで幸せを感じられる一品です。
<作り方>
1. ごはんにバターと温泉たまごをのせ、刻みネギを散らす。しょうゆをかけて頂く。
【温泉卵はおうちでも作れる!】
耐熱容器に分量外の水を200~250ml 入れ、卵をそっと割り入れる。ラップをしないで電子レンジ(200W)で5〜6 分加熱する(3〜4 分経ったら様子を見ながら少しずつ加熱してください)。
今回、使用したたまごは「とくたま」
卵かけごはんに適した配合飼料で特許を取得した濃密なたまごです。
たまごの味は、ニワトリが食べる飼料に関係し、黒蜜、魚粉、米油の黄金比で配合。
黄身のコク、粘り、色にこだわり、全農グループが一体となり7年の歳月をかけて開発しました。
菓子職人や総菜・外食のプロにも評価が高いたまごです。
卵を割ったときの黄身の濃さにも驚きましたし、コクもあって本気の卵かけごはんにぴったりなので、ぜひ一度お試しくださいね。
専門家がおすすめする卵かけごはんの食べ方
最後に、たまごの専門家であるJA全農たまご(株)さんに美味しい卵かけごはんの食べ方を聞きました。たまごと炊立てごはんをかるく混ぜ、電子レンジで500w20秒ほど加熱することで舌の味覚細胞が甘味と旨味を強く感じる温度(約60℃)に温まり、さらに美味しい卵がけごはんが食べられるそうです。
長くなりましたが、本日10/30は「卵かけごはんの日」ということで、卵かけごはんの世界を探検してみました。皆さんもいろんな食材や調味料と組み合わせて、新米で卵かけごはんを楽しんでみてください!