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静岡県の事務事業評価シートの公開状況マップ(R6.6.30)

1 前回(12月)との変更点

・島田市 レベル1→2(一部事業の評価を公開)
・富士市 レベル1→2(一部事業の評価を公開)

2 静岡県内において確認できた動き

・島田市が主要事業について新たに事務事業評価を実施(島田市HP
・富士市が一部事業について新たに事務事業評価を実施(富士市HP)しました。人件費どころか事業費の記載さえないものを、事務事業評価とするのは心苦しいですが、他市町との均衡から認定しました。

2024.06.30現在

レベル分けの基準(静岡県の状況に合わせて渡瀬基準を少し変えています)
5 施策目標・指標と関連性がある事務事業評価
4 事務事業に人件費の紐づけと指標のある事務事業評価
3 全事業を公開している事務事業評価
2 事務事業を一部分公開した事務事業評価
  一部の事業の公開又は金額・指標等、評価シートの部分的な公開
1 事務事業評価の公開なし

・事務事業評価に絞っているので、施策評価に力を入れているところが2や1になっていることがあります。
・指標の妥当性は考慮していません。

※減税活動wikiと各自治体HPを検索した結果に基づいています。事務事業評価に絞ったので、wikiとは一致していません。

付録

 各LV毎に財政状況に違いが出ているかを「財政状況資料集」の3指標(経常収支比率、将来負担率、実質公債費比率)を用いて集計してみました。
 サンプル数の関係で、LV3-5,LV2,LV1の3カテゴリーで実施しました。(すべての事務事業で実施公開、部分的な実施公開、公開なしの3カテゴリーになります)
 市部の数字のみで統一したかったのですが、これもサンプル数の関係でLV3-5は町村部を含めました。

 静岡県は相対的に豊かな市町が多いことが影響しているのか、経常収支比率と実質公債費比率には差が見られませんでしたが、将来負担率はLV1と2で増加を示しました。富士、裾野という豊かな市が数字を引き上げているのが印象的です。
 この傾向が普遍性を持っているのか否かはサンプル数が少ない現状では不明です。どなたか、自分の住んでいる都道府県でやってみませんか?
※ 裾野市は令和2年度末に財政非常事態宣言(URL)を出しています。そして、数値は改善傾向にあります。一方、富士市はなぜか市HPで公開している財政指標から将来負担率を削除しており(URL)、数値は悪化傾向にあります。
 詳しくは、市名+財政状況資料集でググって、「財政比較分析表」というシートを見てください。