自治体の行政評価と議会(その4)飯田市の事例
議会による事務事業評価の事例の3つ目として、飯田市の事例を見てみます。本当は議会事務局にメールなり電話なりで聴いた結果を記事にすべきなのでしょうが、とりあえず、ネットで拾えた情報から書いていきますので、正確性に関しては?がつくことを承知しておいてください。(飯田市議会HP)
なお、飯田市の行政評価結果の公開状況ですが、施策評価・事務事業評価とも公開しています(中身は・・・ですが)。(飯田市HP)
1 根拠となる法令等
「飯田市自治基本条例」が議会活動を含める形で定められていて、その条文に基づいて実施されています。
第22条 2 市議会は、市の執行機関の活動を監視、評価することにより、適正な行政運営の確保に努めます。
2 具体的な進め方
施策評価と事務事業評価の両方を行っています。そのため、けっこう複雑なので、こちらの公開資料をご覧ください。
3 評価書の内容
・施策評価
段階を定めず、定性的な評価記述を行っています。目標そのものに対する評価と結果に対する評価に大別されます。
・事務事業評価
評価結果(3段階)と改善提案等です。個別の記述としては富士・大分と同じA4半ページ程度です。
4 評価書を見ての印象
読み込んでみると、首長部局にきついことも書いてあるのですが、定性的な記述が大半なので、同じような記載方法の行政の評価との違いがわかりにくい感じです。富士・大分もそうでしたが、”議会”としての評価だと、総花的にならざるを得ないんでしょうか?