「ZENKOU YOGA CREATIVE ROOM」の活用法
どんなコンテンツがあるのかわかったけれど、どのように使いこなしたら良いのかイマイチわからないという方に活用法をご紹介したい。
1番のコンテンツはコミュニティそのもの
まずは、コンテンツのおさらいだが、
・生クラス
・ライブ配信クラス
・MOOC(動画講座)
が主なコンテンツだと思われているけど、実は「非公開コミュニティでのやりとり」が1番のコンテンツだと思っている。
メンバー同士は常にFacebookの非公開コミュニティ内でトピックをたてて議論したり、相談したりするのが自由になっている。
メンバーには現役でインストラクターをしている方もおり、こういったプロと意見や情報交換ができるのはとても貴重。
僕がヨガを始めたばかりの頃だったら、「どのスタジオやインストラクターがオススメか?」、「どの動画や書籍を勉強すべきか?」、「食事はどうしているのか?」、「○○について悩んでいます」、「XXの意味がわからないので教えて下さい」など無限に聞いていたと思う。
インストラクターになりたての頃だったら、「イベントで手伝ってくれるメンバーさんはいますか?」、「不安なので、1度受講してレッスンの感想を聞かせて下さい」、「どこのウエアがいいですか?」、「働きやすいスタジオはどこですか?」、「インストラクターで困ることは何ですか?」、「クラスが上手くできなくて相談にのって下さい」、「生徒さんとの恋愛について相談したいです」などなどこちらも無限にあったと思う。
TTの同期とか同じスタジオに通うヨガ友も良いが、全く違うスタイルで年齢性別や国籍も違うメンバーと自由に話せるのはとても価値がある。
この価値は長くインストラクターをしていればしているほど痛感することになる。
体を動かすクラスも大切だが、長い目で見て1番価値があるのはゆるく繋がったコミュニティがあるということだと思う。
このサロンに入会したら、まずはコミュニティでの意見交換や情報交換を積極的に活用して欲しい。上達スピードが格段と違ってくるはず。
生クラスの活用法
生クラスはメンバーによるクラスも合わせると月に5〜15クラスくらいは開催している。
僕のクラスはほとんど「アシュタンガヨガ」のフルプライマリー+αだが、「呼吸で動くヨガ」も少しずつ増やしている。
通常スタジオなら2000〜3000円はかかる内容だから、直接会場で生クラスに1〜2回参加できるだけでかなり元が取れる。
でも実は、サロン生クラスの効果的な活用法は同時にライブ配信された動画を後で何度も試聴できることにある。
視聴しながら確認して欲しいのは、以下の3点。
・感覚と現実の違い
・上手なメンバーと自分の違い
・僕の立ち振る舞い
どれも重要だけど、特に「僕の立ち振る舞い」は練習しながらではあまり見れないし、スタジオでの指導者育成でもなかなか見せてくれないから貴重だと思う。
「どのポーズの時にどうアジャストしているのか」、「自分だったらどうするか」、「なぜあの時にアジャストしなかったのか」、「どうしてポーズによって立ち位置が違うのか」などいろいろ考えながら見返して欲しい。
もしわからないことがあれば、非公開コミュニティで聞いてくれれば、その理由についてお答えするし、メンバー間とも有意義な議論になると思う。
アジャストメントは技術やバリエーションの知識も大切だが、それよりもいつするかしないかの判断によってその生徒さんに深く刺さる経験になるかどうか決まる。その判断をするためには、立ち位置や振る舞いを変えないとどうしても分からないことがある。
「感覚と現実の違い」は、練習中の感覚と実際にやっている動作のズレのことで、特に運動が苦手な方やヨガビギナーの方はこのズレが大きい。自分では腰の高さまで脚を上げているつもりでも、現実は80度くらいということがある。このズレを無くしていくためには、自分の感覚と現実とのギャップをまずはビジュアルで把握する必要がある。
プライドが高くてインストラクターがいくら指摘しても無視する人は多く、客観的に現実を見せられることで初めて調整する気分になってくれる人は少なくない。一目瞭然な動画があれば、ストレスを溜めずに素直に修正していける。
動画があれば相対的に自分の練習と上手な人を見比べることができ、「上手なメンバーと自分の違い」が明確になる。競争意識を持つという意味では無く、良いところを貪欲に吸収していくことで、できれば見えにくいところ(例えば呼吸の数や深さ)も確認して欲しい。
ライブ配信クラスの活用
ライブ配信クラスは毎週火曜日に「呼吸法・瞑想クラス」を30分、ほぼ毎週木曜日に「ハタヨガクラス」を60分開催している。ライブ配信クラスのメリットはライブであるということで、これは編集されたものとは全く違う良さがある。ライブ配信クラスと編集された動画クラスの違いについては下の記事を読んで欲しい。
ライブ配信の良さはライブだと言われても当然すぎるけど、ライブ配信にはスタジオでのクラスと同じもしくは少し違った緊張感がある。画面越しに多数の方と繋がってはいるが、視聴している方からは面と向かって1対1のような画にある。これは、常に視聴者からずっと見られているということで、ある意味スタジオでのクラスよりも気が抜けない。ずっとカッコつけていてもいつかはボロが出てしまうから、僕は自然体の様子を配信している。途中で鼻をかむし、水も飲むし、トイレにも行ったりする。この緊張感を保ちつつ飾れない僕の様子は、普段のヨガインストラクターの練習風景を感じるためにも良いし、メンバーも良い意味で周りの目を気にしないで練習できることにもつながると思う。
ライブ配信クラスのメリットは他にもある。ライブだから配信開始時間などが決まってるため、視聴するためにはその時間に画面の前にいなければならないということだ。別に内容だけをざっと確認するなら後で視聴すれば良いが、ライブ中の緊張感やチャットによる質疑応答はその時間にネット上にいなければできない。
Youtubeや最近増えてきた「オンラインヨガ」は編集された動画クラスが多く、内容はとても素晴らしく編集もオシャレにされいるものが多いが、「いつでも見れる」というのが厄介で、いつでも見れると思ってなかなか見続けてくれないという問題が発生する。
ライブ配信では一過性の生感がしっかりありつつ、後で見返せるアーカイブも蓄積される。スタジオやイベントでのフィジカルクラスとYoutubeに並ぶクラスとのちょうど中間的な存在になっている。
生クラスの会場に集まれないが、その時間は違う会場から参加できる場合やグループレッスンでは分からない画面越しの近距離で面と向かったウパニシャッドととして呼吸法や瞑想などを鍛錬したい方などは活用して欲しい。
MOOC(動画講座)
MOOCはYouTubeでアップされているような編集された動画講座のことで、ライブ配信ではなかなかお伝えするのが難しい内容を扱っている。編集ができるため、詳しいデータをグラフや図にしたり、グループレッスンでは伝えにくい細かな部分を別に撮影しておいて画面横に出して解説している。
現在、「これから必要になる呼吸法・瞑想」、「バカーサナからハンドスタンディングまで」、「呼吸で動くヨガとは」、「ひょっこりしないでんぐり返し」を配信中で今後も1テーマを5話くらい完結で月2〜4話ペースで配信している。MOOCについては下の記事でも書いてます。
WSで扱うレベルの題材を動画で学べるようにしているので、基本的な部分はライブ配信クラスや生クラスで学びながら活用してもらえると良いと思う。MOOCも生クラスやライブ配信クラスのようにアーカイブされているから、忘れそうになったら何回も繰り返して視聴してもらえたら嬉しい。
テクニカルな内容であればMOOCで扱うことができるから、サロンメンバーであれば知りたい細かなことを是非リクエストして欲しい。編集が大変で一気に大量作成は難しいが、できるだけリクエストにお応えして配信していこうと思っている。