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#41 新型コロナ第9波への備え 01

政府分科会 尾身会長「第9波始まっている可能性」

この週末、東京の都心を散策しておりましたが、屋外はもちろん、屋内であってもマスクを着用している方は圧倒的に少数となっておりました。コロナ禍前の日常が戻ってきて嬉しい一方、仕事柄、感染がまた広がりを見せる新型コロナへの恐怖もあり、少し複雑な気持ちを抱えて帰路につきました。

政府分科会の尾身茂会長は、岸田総理と面会し、「全国的に感染者数が微増傾向にあり、第9波が始まっている可能性がある」と述べました。

少し前のデータですが厚生労働省によりますと全国約5000の定点医療機関の6月19日から25日に報告された1医療機関あたりの感染者は、5月後半から増加傾向となり、平均6.13人であり、前週から1.09倍という微増の状況が続いています。地域別に見てみますと沖縄県では、平均39.48人となっており、感染が拡大しているようです。入院患者や重症者が増加傾向にあり、医療体制のひっ迫が懸念されています。

勘違いをされている方も多いようなのですが、5月8日以降、新型コロナは結核などの「2類」相当からインフルエンザと同じ「5類」に移行しましたが、日常を取り戻しつつある中でも、決してウイルスが消滅したわけではありません。

5類に移行したため、入退院の調整は従来の自治体や保健所ではなく、医療機関に任されることになります。
(なお、善光会が拠点を置く大田区では、引き続き、保健所への連絡は必要です)
それだけの医療体制、人的資源や各種手続きが整っているか不透明な状況も予想されます。

急激な容態の悪化への対応など2類であったときとの違いを理解し、抜けのない体制の構築や手順の確立が必要になるでしょう。次回、次々回とその点をnoteでは触れたいと思います。

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