中田さん、松本さん、岸田さんも少しだけ・・・
オリラジ中田敦彦が松本人志を批判してるって、パソコンを開くたびになんやかやとニュースが入ってくるので、動画を覗いてみました。
で、これって批判?
ってのが最初に思った事です。
僕には批判しているようには聞こえなかったのです。
だけど、これを批判と感じる芸人が多数いて、つまりそれだけ松本人志という人間の君臨度が高いってことなんでしょう。
「触れてもいけない!」みたいな空気があるんだと思ったのです。
中田さんの提言は、それなりに的を射ているとおもうんですよね。
ただし、正解はひとつって訳ではないので、絶対的に正しいって事でもなく、意見のひとつとして十分理解できるということなのです。
それより気になったのは、お笑いをやめた中田に語る資格はないみたいな事を言う芸人さんがけっこういる事です。
と言うか、この言い方をする人間はどの業界にもいて、常々「おかしい」と思っていたのでそこについて書きます。
例えばこうです。
ラーメンが食べたくなって、気になっていた近所のラーメン屋に入りました。
楽しみにしていたのですが、どーも思っていた味ではない、と言うか、正直不味い。
でも、美味いとか不味いとか言う資格はないのです。
なぜなら、僕はラーメンが作れないから・・・
例えばこうです。
やっと免許を取ったので、あこがれていた車を買ったのです。
納車翌日に、計画通り富士山を見にドライブに行きましたが、エンジントラブルが起きて代車を手配して帰ってきました。
でも、文句を言ってはいけません。
なぜなら、僕は自動車を作れないから・・・
例えばこうです。
就職して10年、結婚もし子供も生まれたので、思い切ってマイホームを購入しました。
勿論ローンですが、あこがれていた新築一戸建てです。
ところが、ある雨の日に天井にシミが・・・どうやら雨漏りです。
でも、クレームをつけてはいけません。
なぜなら、僕は家を建てられないから・・・
つまりこうです。
自分の出来ないことについて語ってはいけないんだとしたら、世の中のほとんどについて、何も言えなくなってしまうのです。
少し前に引退した政治家で、何かというと
「じゃあ、あなたが立候補して政治家になればいい。」
と言っていた人がいますが、つまりこの方は、上のような事がおきたら、自分でラーメンを作るし、自分で車を作るし、自分で家を建てると言っているのです。
ついでに言うと、この方「反対するなら対案を・・・」
とも言ってましたが、客の意見や文句を聞いて、より良いラーメンや、自動車や、住宅を作るのは、プロの当たり前の姿なのです。
対案はなくてもいいのです。
文句や意見を言うのに、どんな職業に就いているからとか、そもそも職業にすら就いていなくても、ニートでも引き籠りでもよいのです。
だって、日本では表現には自由がある決まりになっているんですからね。
中田さんの場合、芸人を辞めている(?)ので「辞めた人間が・・・」という言われ方をするのは心情的には理解出来ますが、だから言っちゃいけないって事もないし、業界のことを知っているという点では、僕ら一般人より的確なのかもしれないですよね。
結局のところ、中田さんも動画で言ってますが、その漫才が面白いか面白くないかは客の判断が正しいのであって、審査員を置くと、どうしても好みに左右されるのです。
だから、松本さんが全ての賞レースに関わりすぎるという意見はあってしかるべきだと思うのです。
ところで、松本さん的お笑いがM-1優勝に反映されているんでしょうか?
ちょっと気になって歴代優勝者を見てみました。
【2001年王者】中川家
【2002年王者】ますだおかだ
【2003年王者】フットボールアワー
【2004年王者】アンタッチャブル
【2005年王者】ブラックマヨネーズ
【2006年王者】チュートリアル
【2007年王者】サンドウィッチマン
【2008年王者】NON STYLE
【2009年王者】パンクブーブー
【2010年王者】笑い飯
【2015年王者】トレンディエンジェル
【2016年王者】銀シャリ
【2017年王者】とろサーモン
【2018年王者】霜降り明星
【2019年王者】ミルクボーイ
【2020年王者】マヂカルラブリー
【2021年王者】錦鯉
【2022年王者】ウエストランド
よく分かりませんが、個人的には笑っちまったのは「アンタッチャブル」「チュートリアル」「サンドイッチマン」「ミルクボーイ」くらいです。
逆に全く笑えないし面白さが分からないのが「NON STYLE」「笑い飯」「霜降り明星」「マヂカルラブリー」「ウエストランド」ですね。
つまり、好みっていえば好みであって、はたしてこれが松本さん的なのか分かりません。
まぁ、松本さんが何を言って、誰に票を入れたのか?とか、不当に低評価だった人がいるのか?まで調べるのが面倒だったのでザックリと語ってますが、もしかしたらそこまで調べれば、あるのかもしれません。
まぁ、いいや、この件でそこまで調べなくてもね。
で、何が言いたいかって言えば、全ての職業について言えると思いますが、評価は、客、視聴者とか読者とか利用者とかが決めるので、逆に言えば言われてナンボです。
僕も歌を作って人前で披露しているので、作品や歌唱についての批判は覚悟しています。
時にはイベントの開催もするので、運営に対する批判も覚悟しているのです。
その批判が自分にとって納得出来なくても、聴いたお客さんの感想なので仕方ありません。
勿論自分には自分のスタイルがあるので、あとどうするかは自分で決めます。
ガラリと話は変わりますが、独立のテーマで書こうとまで思わないので、おまけで書きます。
立場として言っておくと、岸田首相には一刻も早く辞任していただいて、政治家としても二度と出てほしくありません。
その僕が、息子の翔太朗さんの公邸での忘年会のことについて書きます。
この方が秘書官に向いているとかいないとか、そういったことは別の問題でして、忘年会の問題についてだけ書くとですね、そんなにバカ騒ぎとも思わないし、仮にバカ騒ぎだとしてもいいんでないの・・・
これがダメだとしたら、公務員は官舎で忘年会も開けませんよ。
人間、まじめなだけでは生きていけません。
小泉純一郎だったら・・・「自分の家でバカ騒ぎして、何が問題なんだ?」で終わってたかもしれないのです。
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