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初めてのローマ字!授業プラン~手書きからタイピングへ~

この記事は、こうしたらうまくいくよ!ではなく、現在取り組んでいることの経過報告です。あらかじめご了承ください^^

さて、

Chromebookを使うようになって、やっぱり便利だなと思うのが手書き入力

ちなみにやりかたは↓こんな感じです。

Chromebook基礎⑫「手書き入力」 - YouTube

 

これで、まだまだひらがなもようやくおぼえたばかりの1年生が、タブレットにバンバン字を書くことができます。

 

正直言ってめちゃくちゃ良い!!!

 

ただ、こればかり使っているとタイピングをしなくなるという課題があります。

 

そこで2つのアプローチでタイピング入力の技能を上げていきたいと考えています。

 と思っていましたが、指導していてもう一つアプローチを加えた方がいいなと思ったので③を追記します。

3つのアプローチ

①ローマ字の学習

②タイピング練習

③ドキュメントに視写(追記)

 

とは言っても残り20日の小学校1年生生活でどこまでできるのかと言えばかなり期待は低い。

3年生のローマ字練習を待って…とも思いますが、1人1台端末でICTがこれだけ身近になっている以上、ローマ字を学習することはけして損ではないと思っています。

ということで1年生のローマ字練習のめあては

あのローマ字見たことある!をいっぱいつくる 

ということでいいのかなと思っています。

では、①のローマ字練習から

①ローマ字練習

タイピングで指の操作の練習をする、キーボードの位置を覚えるのももちろん大事です。ただ、そもそもローマ字が全くわからないと、キーボードの入力はかなりハードルが高い。

そこで、今回3枚のプリントを用意しました。

3枚のプリント

①アルファベット表

https://happylilac.net/alphabet-g.html

②ローマ字表

小学校 ローマ字表 (訓令式・ヘボン式併記) 無料ダウンロード・印刷|ちびむすドリル【小学生】 (happylilac.net)

③ローマ字練習プリント

の3つです。

 

①アルファベット表は、外国語の授業でも見たことがあるし知っている子も多いですが、全員で声に出しながら確認していきます。お家の人にも聞いてもらってしっかり覚えようね!と言って渡します。

②のローマ字表は、僕は支援員さんに作ってもらったパソコンのキーボードが入ったものをラミネート(スクールサポートスタッフの方に作業をお願いしました。)して配りましたが、それは支援員さんに作ってもらったものなので、ここではちびむすドリルのものを紹介しています。これは辞書のように使っています。

③ローマ字練習プリントは、タイピングに書く技能は必要ないので読む練習プリントだけ作りました。Chromebookはキーボードが小文字なので小文字のプリントに取り組みます。

ちなみに、このプリントは1年生の国語でひらがなを読むテストを参考に作ったので、ひらがな50音すべて網羅することができています。
自作なので、バシバシ使って下さい!できるだけシンプルなものにしました!

初めてのローマ字、授業プラン

①アルファベット確認

 全員で声に出しながら1文字ずつリズム良く確認していきます。
 「先生がAと言う時だけ反応してはいけないよ!それ以外の時は先生のあとに続けて言おうね!」といってキーワードゲームなどをしながらアルファベットに慣れ親しみます。

②音読

まずは答えが入っているものを配って、答えの音読から始めます。ぼくが8秒で読めたので、子どもたちにもそのタイムを目指すように伝えて、しばらく練習タイムをとりました。

答えの音読?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は土居先生のセミナーを受講してから、新しい漢字の学習をする前に音読をするようにしています。書けるの前に読めるがあり、読めるの前に見たことある!が大事だと考えているからです。その「見たことある!」をつくるには音読がピッタリです。

その音読について書いた学級通信はこちらを↓

漢字は音読から〜学級通信より〜|たかてぃー|note

③1人で練習

音読が終わったら答えを下敷きなどで隠して答えられるか自分で練習する時間をとります。

④ローマ字を読んでみる

そして、答えのプリントはいったん預かり、答えが入っていないプリントを配ります。

「5分でどれだけ答えられるかやってみましょう。初めてなので全然できなくてもオッケーです。ローマ字表を見て答えてもオッケーです。」

と言って始めます。あっという間に終わる子。2問くらいで終わる子、大きな差がありました。が、それは当然かなと思います。

「来週も同じプリントに取り組むからね!今週よりたくさん書けるといいね。」

と言って授業を終わりました。

同じプリントでいいの??


来週も同じプリントに取り組むならば、ローマ字を見なくても順番に覚えちゃえばできるじゃないかと思われるかもしれません。

でも、それでいいのです。

いや、むしろそうなってほしいと思っています。

もちろんいろいろなプリントに取り組むことも考えましたが、50音すべて網羅している問題を解けるようになれば目的は達成されます。


目的は「あっこの文字見たことあるな。」を増やすこと。

 

それができれば、ローマ字表のたしかあそこにこの文字あったなとかも覚えられるようになると思います。

と考えれば、同じ問題でいいし、答えだけ覚えちゃっても意欲的にとりくんでいるならそれでOK。

むしろローマ字やだぁああ!
ってなってないならそれでいいじゃんって。

さて、どれくらい来週はできるようになるでしょう。楽しみです!

 

②タイピング練習

 そして、もう一つの取り組みタイピング

こちらは僕が何度も紹介しているので同じ内容ですが…
よければ^^


 僕はプレイグラムタイピングのURLをクラスルームのストリームに貼り付けてやらせています。1年生、まだまだ準備に差が出るので、タイピング練習でスタートをそろえる意味もあります。

2022年2月9日現在 これいいなって使っているのが
小学生から始める無料のローマ字タイピング練習アプリ | プレイグラム タイピング (playgram.jp)

これだと指の場所も覚えられるのでめちゃよい!


しかも設定で小文字に変更できるので
Chromebook を使うローマ字がわからない1年生には最高!

Chromebookは手書き機能があるので、それで文字入力できちゃいますが、そればっかりになるとキーボードを使うのが嫌になりそうなのでタイピングの時間をとっています。

終わりに


こんな感じで授業プランをつくってやってみました。1年生にとって必要のない事かもしれません・・・ただ嬉しい事がありました。

この授業をやったその日にムーブノートを使って図工の作品を写真にとって振り返りを書く活動をおこないました。

ムーブノートの実践はこちらから↓
何年生でも楽しい!Chromebook ② 初めての ~ムーブノート編~|たかてぃー|note

前回は使い方を覚えるだけでオッケーだったけれど、今回はぜひたくさん字を書いてましょう。というと、たくさんの字を打つ子がいました。1年生でもこんなに書けるのかと感心しました。

でも、それよりもうれしかったのは、ローマ字練習したからタイピングでやってみるねといった子が3人いたこと。手書きよりもおそく、字はクラスで多い方だったとは言えません。でも、できないことにチャレンジしようとする姿は美しい。きっと、手書きでたくさん書いた子よりも早くたくさんの字が書けるようになるだろうなと思うとうれしい場面でした。

③ドキュメントに視写(追記)


終わりに書いてから、まだ続くんかいっていう^^

よければもう少しお付き合い下さい^^

これを書いた当初2つのアプローチとして
①ローマ字の学習

②タイピング練習視写

を挙げました。ただ、これだと足りないと気づいたのです!

「①ローマ字の学習」は文字通りローマ字についての学びです。
「②タイピング練習」で養える技能を考えると、キーボードの位置の把握と運指と言ったところ。

そう!

①と②の間をつなぐ「覚えたローマ字を、キーボードで打って文章にする」という活動がないとただのローマ字と、ただのゲームとしてのタイピングで終わってしまうのだと。

と、すると結局手書き入力からの脱却はできない。

そこで考えたのが、ドキュメントに視写。

文字をたくさん打つことでいうと、やはりChromebookだとドキュメントが便利なのかなと思います。(wordみたいなやつ)


どんな活動かというと、
こちらで用意したプリントをドキュメントに打って提出するというもの。


ということで
こんにちは。(ぼく・わたし)のなまえは〇〇です。
すきなたべものは〇〇です。

という課題を設定し、〇〇はすきなものを入れようね。とやってみました。

結論。

大失敗。

1年生には難しすぎた。

正直アルファベット表を配っているし、それ見ながらだったらすぐ終わる子がいるかもしれないからちょっとむずかしいくらいがいいかな、なんておもっていました。でも、子どもたちからしたら「ぼ」とか探すの結構大変。

いや、そりゃ今思ったら当然そうなるよなって思うんですが、やる前はそんなこと微塵も思わないわけで…^^;

じゃあどうすればいいのか。

「あいうえお」50音のドキュメント視写を繰り返す。

結局ここから始めるのがいいのかなと思いました。

50音なら配ってあるローマ字表を順番に見ていけばいいので、探す手間は大幅に省けます。これをタイムとか測りながら繰り返していく。最初は半分でもいいよとかレベルに応じてやるのも一つとして。

よくある50音表は縦書きが多いので、見本として横書きのものだけ配ります。

イメージ的にはこんな感じ。視写なので他の要素は極力少なくして、文字の大きさは小さくてもOK。①~④まで濁音などのプリントも用意したので、個別にどんどんできる子は好きな課題に取り組んで良い事にしています。
タイムのプリントは裏面に印刷

1年生はあと18日でお別れ。

ここでも、完璧に技能を身につけるというよりは、やったことあるからできそう!を未来に残していくっていうのが大事かなと思っています。

クラスのみんなごめんね。いきなり難しい課題出してしまって・・・^^;

どこまでできるかわかりませんが、僕も必死に勉強させていただいてます。

この御恩は必ずや未来の子どもたちに返していきます^^



2月28日 ③ドキュメントに視写の追記でした~^^


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