夏野

心の浄化のためにエッセイ書いてます。

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最近の記事

1億年ぶりの投稿

お久しぶりです。私のことを覚えている人などいるのかしら?というレベル。 最後の投稿から1年数ヶ月経っている。 この1年数ヶ月何があったのかというと、オーストラリアに短期留学をしていた。その短期留学中に、ワーホリ中の同性パートナーを得て、彼女と一緒に農場の仕事をするために、ビザを切り替えて、オーストラリアでの生活を延長させた。 今は農場の仕事は終わり、大都会メルボルンに住んでいる。彼女とはもうすぐ付き合って1年になる。 そんなこんなでnoteで記事を投稿することなどすっ

    • 死ぬまで一生愛されてると思ってたよ

      大学生の時に付き合っていた人が、今までで一番好きだと各所で言っている。 それがどうしてなのか?ということを深掘りした時に、自分の「愛着」について考えがまとまったので、記事にすることした。 彼は私より1つ年上の先輩で、大学、学部、学科、サークル、バイト先が一緒で、ちなみに実家もわりと近かった。 そのため、私と彼は週6ぐらいで行動を共にしていた。 付き合った期間は、1年と少し。 私が1年の秋から2年の年末まで。 その内の4ヶ月ぐらいは、私はそれまでの人生で一番幸せで、残り半分

      • 夏のせいじゃない

        改名しました。 以前の名前は、「夏のせい」。 その前の名前は、「全部、暑いせいだ」。 暑さやら季節やらに責任を転嫁する人間ですと、以前投稿した「夏のせい」という記事に書きました。 しかし、実は私、本名に「夏」という字が入っています。(夏生まれではありませんが) この「夏のせい」という名前、季節に責任を転嫁しているように見えますが、実際には、「全部自分が悪い」という自己否定の意味が大きかったのかもしれません。 この名前を付けたのは去年の夏。 この頃の私は、なりたかった職業

        • すべて何かのイチブってこと

          B'zの「イチブトゼンブ」の歌詞がひどく心に沁みる今日この頃である。 先日まで、私は「この人と付き合いたいな」と思っていた人と連絡を取り合っていた。 たくさんの時間をかけてお互いのことを話し合う中で、次に言おうと思った言葉が、その人の口から出てきた時にひどく感動したのだ。 話し出したら止まらない、気付けば時間を忘れて話し続けていた。 その人と自分は価値観が近い、と思っていた。 私はその人にもそのことを伝えたし、向こうは自分もだと言ってくれた。 なのに、その人の過去や将

          距離感って、むずかしい(後)

          ここ1年の家族との関わり方によって、私の人との距離感についての考え方は変わってきた。 私は大学を卒業するまでずっと、大阪の実家で暮らしていた。 新卒で就職した配属先が東京になり、大学卒業とともに実家を出て、関東での一人暮らしを始めた。 その時の私は、実家を出ることに特別何かを感じることもなく、親と離れて寂しいなども、全く思わなかった。 というのも、書くと長くなるので省略するが、その昔、実家は冷戦状態のように殺伐としていたのだ。 そのために、自分の中で、「家族大好き!」と

          距離感って、むずかしい(後)

          距離感って、むずかしい(前)

          最近、職場のとある人に対して「この人距離感おかしいな」と思う機会があった。 その人は急激に距離を詰めてきた。 そしてある日、その人が私のパーソナルな領域まで踏み込んできたので、やんわりと拒否を示した。 (「近寄らないで!」とか言ったわけじゃない。やんわり、「あ、私は大丈夫なんで〜」ぐらいの対応だ) すると、今までの接近戦が嘘のように、その人は私に寄り付かなくなった。 なのに、時折じとっ…とした目でこちらを見ていることに気がつく。 人との距離感って難しい、と考えて思い出した人

          距離感って、むずかしい(前)

          「君は強い人だから」って、振られたりしたんでしょ?

          ポルノグラフィティの「まほろば○△」という曲が、死ぬほど好きだ。 ポルノグラフィティのベストアルバム「PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S」 通称、赤リンゴ青リンゴ ポルノの伝説のアルバムとして、一度は通ったことあるという人も多いだろうこのアルバム。 私が小学2年生の頃、母親がポルノグラフィティにどハマりした。 料理中も運転中も、母はあらゆる場面で赤リンゴと青リンゴを流し、度々私と姉をポルノのライブに連れて行ってくれた。 つまりは、ポルノの英才教育を受

          「君は強い人だから」って、振られたりしたんでしょ?

          完璧主義のめんどくさがり

          私は最近、自分が完璧主義だということに気がついた。よく、性格診断などをすると「完璧主義」という結果が出ていたのだが、ずっと 「そんなわけない。 だって私、めんどくさがりやもん」 と思っていた。 そして気が付いた。私は完璧主義のめんどくさがりである、と。 学生時代、課題の提出が毎回ギリギリだったこと、テスト勉強を一夜漬けでこなしていたことを思えば納得だった。 毎回そんなギリギリで課題をこなせていたのには理由があった。 ①私は土壇場でゾーンに入りやすいのか、集中力が鬼

          完璧主義のめんどくさがり

          美容系のCMソングかっこいいって話

          昨日久しぶりにBonnie Pinkさんの「A perfect sky」を聴いた。 リリースされたのは2006年、当時私は小学生だった。 資生堂の日焼け止めアネッサのCMソングで、水着の女性がエレガントにポーズを決めている感じのCMだった気がする。 ゆったりしたテンポで、リゾート地を思わせる優美さがありながら、ポップでノレる曲だ。 私は小学生ながらに、「麗しい曲やな」と思っていた。 そして、私の父が当時その曲を聴いて、 「この曲をしっかり歌えるようになったら、一人前のい

          美容系のCMソングかっこいいって話

          かくも儚きかな、人生

          私は自分の人生におけるあらゆる事象が、ビンゴゲームに重なる時がある。 ビンゴ大会で、何故かいつも早くリーチになる人を見たことがないだろうか? 私である。 私は何故かいつも1つ目のリーチが早い。 「リーチになった人は立ち上がってください〜」とかよくあると思うのだが、だいたいいつも1番か2番目ぐらいにリーチになるため、「まだ立ってる人あんまいないから目立つな〜」と思いながら、立ってビンゴを待つわけである。 しかし、なかなかビンゴにならない。 私より後にリーチになり、ビンゴを

          かくも儚きかな、人生

          神様と一緒に住みたい③

          フィジー旅行記の最終回です。 フィジーに着いて3日目、私達はお昼発の飛行機に乗るために、朝から出発の準備をした。 とても綺麗なホテルで、快適に過ごせて、本当に感謝。私達は、まだ帰りたくない〜と言いながら、トランクケースを持ってロビーに降り、チェックアウトを済ませた。 ホテルの入り口にあるバス乗り場に、お医者さんのおじさま達がいた。 おじさま達はそれまでは割とラフな格好をしていたのだが、その日はオフィスカジュアルな服装をしていた。今日は割とカチッとしたところへのお仕事らし

          神様と一緒に住みたい③

          神様と一緒に住みたい②

          ⓪①に続いてのフィジー旅行記です。 今回はやっとマナ島に行った日のことを書きます。 現地の人に、神の住む島と言われてる、マナ島。 その日は、朝からバスに乗って港に行き、船に乗ってマナ島に行くというツアーだった。 泥のように眠った私達は、めちゃくちゃ元気になっていた。 海外旅行の1日目はだいたい疲れていて早くも帰りたくなるが、2日目からは最高に楽しくなる。そして最終日には「帰りたくないよ〜」と嘆く。 (個人的な経験談) 港に行くためのバスが、私達の泊まっていたホテルまで

          神様と一緒に住みたい②

          神様と一緒に住みたい①

          神様と一緒に住みたい⓪に続き、フィジー旅行記を書いていこうと思う。 前回は、フィジーへの準備、仁川空港、飛行機での出来事を。 今回は、フィジーに到着したその日ことのことを細かく書いていこうと思う。 まだマナ島には行きませんよ〜 幼馴染は、入国してからガッチガチに気を張っていた。 初めて踏みしめた異国の地で、全く日本人がいなさそうな気配、肌の色の違う体格の良い人達、通じにくい英語に怯えていた。 確かに、初海外がフィジーって結構難易度が高いと思う。 (英語圏だからそんなこと

          神様と一緒に住みたい①

          神様と一緒に住みたい⓪

          20歳の夏に、フィジーに行った。 現地で「神の住む島」といわれているマナ島は、本当に美しかった。 私は心の中で、いつでもマナ島の海に行くことができる。 今回の記事は、大学3年の夏、20歳でフィジーに行った旅行記だ。 かなり細かく思い出して書いているので、めちゃくちゃ長くなることが予想される。 しかも今回の記事は、フィジーに降り立つまでの経緯を細かく書いているため、①ではなく⓪にしてみた。 せっかく読んでいただけるのなら、旅行気分を存分に味わってほしいと思う。 私が初

          神様と一緒に住みたい⓪

          これまでに書いた小説を振り返る(後編)

          不倫相手を性行為中に絞殺する、ノストラダムスの大予言を信じて崩壊する人々… さて、前編に引き続き、後編も投稿させて頂く。 後編で紹介する2作はどちらも大学時代に書いたもので、当時私は文芸学部に所属していた。 私の選択したコースには、小説を書いたり作品や作家の意図を考察する授業があったりして、割と文学感の強い日々を送っていたように思う。 中高では乱歩や谷崎潤一郎が好きだったが、大学では江國香織や吉本ばなな等、現代的な女性の心情を描く小説をよく読んでいた。 若干のアングラ感を

          これまでに書いた小説を振り返る(後編)

          これまでに書いた小説を振り返る(前編)

          夜しかない国に何故来たのか、初恋の人が校庭の花壇の隅で虫を食べていた… 今日は、私が人生でこれまで書いてきた小説について、どんな内容だったかとか、どんな状況の時に書いたものだとかを思い出しながら綴っていこうと思う。 長くなりそうなので、前編後編に分ける。 小説家を目指していたわけでもないし、読書家という程に本を読んでるわけでもないが、それなりに文章と関わってきた人生の作品を振り返り、ここに残しておきたい。 ちなみに最初に言っとくが、私は中2で江戸川乱歩にハマり、エログロ

          これまでに書いた小説を振り返る(前編)