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CLIP INN

HAIDAのリア・フィルター(光害除去用)を破損して、欲が出たわけでもないんですが。もう少し真摯に向き合わねば…と思い立ち。

「レンズに装着できなければ、カメラに装着するタイプのフィルターで良いんじゃないか」という方向で考え始めました。しかしながら、発売を中止してしまったLEEの影響力はそこかしこに見いだせます。

「あれがない」「あれがなければ」「あれをどうやって手に入れたら良いのか」TwitterやBLOG、SNSでの論調は発売中止以降。実に半年間に渡って衰えるところを知りません。

世界は狭いもので…海の向こう、中国国内でも同様の声は上がっており。勇躍、中国の光学機器(フィルター・メーカー)KASEという会社が同志向の商品を開発販売しておりました。(とはいえ、発売はLEEの中止に遡ること約1year ago)

上がTYPE Dream(ソフト・フィルター)
下がTYPE Light Pollution(光害除去フィルター)

こちらのメーカーはカメラの前玉の前。ねじ込み式のフィルターに磁石を仕込み、CPLからNDフィルターの重ね付けができるタイプの商品から…ボディ内、撮像素子手前に押し込んで同効果を発揮するタイプのものなど。多種多様なギミック製品を作るメーカーさんです。

小生、求めるのは後者(カメラボディ内での装着型フィルター)一択。当該商品の名称は「クリップ・イン・フィルター」というものでございました。

TYPE-DREAMねぇ…。

もともと、撮像素子への塵・ホコリ除けを目的としたUVカットなクリアータイプのものから始まり。ソフト・フィルター、ND(減光)フィルター、Light Pollution(光害除去)フィルターということで準々と開発・発売されていた様です。

今でもセット販売(UV・Light Pollution・ND三種)で売られております。(高いのよ…円安もあって)

世間の需要を見越してか…ソフト・フィルターは上掲通り単品販売。世の中の「出目金広角単焦点レンズ」所有者の足下をしっかり見て、商売展開中。中国人のしたたかさを見る様な気がしてなりません。

さて。
わが国、霧島に本拠を置く「よしみカメラ」madeのLEE No.05を仕込んだクリップイン・フィルターと中国KASEのフィルターの効果や如何に。

KASE  TYPE-DREAM(ソフト・フィルター)
Yoshimi Camera made LEE No.05

正直、どっちがどっちともつかないイメージですけど…強いて言えば。

効きはLEEの方が番手進んでる分だけあって、SOFT具合で勝っている様に思います。夜空を撮るためにはLEE No.05よりはKASEを装着して赴くのが吉かという判断が今のところは優勢。

ただ、KASEのフィルターに関しては。夜空を撮ると「星」の芯が置き去りになっていて、発する光芒が浮いて見える…という評価もあったりしました。

LEE最強伝説、ここでもその効力を発揮中ということでしょうか。

まぁ、ないものは仕方無いんです。
あるモノで臨まねばなりません。正直、レンズ販売を行ってるSIGMA社がいずれか化学メーカーにでもお願いして(東レとか帝人とか旭化成など)レンズ後部への装着可能なフィルムタイプのソフト・フィルター出すのが一番穏当な気がしております。

SIGMAの中の人、なんとかなりませんかねぇ…(揉み手)

Kenkoでもビクセンでもいーよ。