【写録】Poison or Medicine
10月初旬の企画展は「薬草と毒のある植物」ということで。
花色は赤・白・橙・紫他で、一重・八重咲きもあり。花言葉「ワタシに触れないで」というのは、いかにもワケアリでミステリアス。毒性は、食すと(花を?葉を?)嘔吐するのだそうです。
こちらは薬草。
漢方にて消炎・利尿・排膿が薬効として挙げられるとか。薬草なんですよ、薬草。感心感心。(花名「女郎」で…遊郭からめて、雲月山で『紺屋高尾』吟じてたのは、内緒です)
こちらも薬草ですが、部位によっては毒性もあるとか。薬効は利尿・止瀉・通経という事です。
通経薬…ということで。「今月まだ来ないの」「え…!」というやりとりを、つい想像する、そんな愚かものでございます。
ヒトにはいろんな悩みがあるんです。
なんせ、花言葉「あの日のことを思い出す」なだけに。。
えぇ、次いきます。
こちら、ランタナ。。
毒草花なのです。部位は葉と未成熟な果実ということで、症状は嘔吐・めまい・視覚障害。酷くなれば、呼吸困難…さらには昏睡、と深甚なもの。
海の向こう、米国では未成熟な果実を経口したお子様が、お亡くなりになる事例もあり。1997〜2008年の間に通算、641名の(ランタナ毒性)中毒患者を排出したということです。
特性ではどこにでも咲いてる…みたいなことでしたが。皆様も、黄花ランタナには御用心下さいね。
先出、曼珠沙華やチョウセン・アサガオ辺りも毒性のある植物だったり。毒性から麻酔薬が、抽出精製されたり。一概に括れないところ、奥の深いハナシです。
まぁ、毒にも薬にもならない…という言葉は、基本。いただけない表現でもありますしね。
大いに、学びを頂いたところです。(合掌)