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七段花
《七段花》
ヤマアジサイの変種。六甲山の特産種。シーボルトの「日本植物誌」に採録されてたが、その後は実際に見かけられることがなかった。しかし、1959年(昭和34年)に六甲山系内で「再」発見された。装飾花が八重咲、各がく片が剣状に尖りきれいに重なって星状に見えるのが特徴。
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幻の紫陽花「七段花」をみつけたのが、しがない学校職員だったというハナシは痛快です。なくなっている…とされたものが見つけられて再繁殖。
今では、ネットの花屋でも販売中。というか、色味が鮮やかなモノに至っては、1ポット4k円という高値(高嶺だろ)の花でもございます。(いわゆる普通の七段花であれば1k円致しません)
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庭先に植えて、「あぁこれが六甲山で見つかった幻から蕃殖した子孫なのね」と思いつつ…冷酒一献参らせ候。
肴は「そばがき」が宜しいかと。(合掌)