【紀行】CAT TOWN(広島市中区)
旧市内(いわゆる三角州内)はかつての城下町であったことから…町名に特色の有る場所もあり。こちら猫屋町は「三味線屋が軒を並べているから猫屋町」なる得手勝手な由来が一人歩きをしている町。
その実、先述の通り「屋号」が「猫屋」。
岡山県に「猫山スノーリゾート」というスキー場があり、こちらも「猫山」があるわけだけど。麓に神社があり、山頂には旧い祭祀遺跡があります。
で。
地元の古老に尋ねると「『猫山』はな、『願う山(ねごうやま)』を指して、当て字に猫を使ったものじゃ」と教えていただいた事がありました。
ご当地猫屋町の由緒となる、「猫屋九郎右衛門兼鎮」の出自が神社棚守(= 神職の名。京都の吉田と祇園、安芸の厳島、伊予の三島社などの神社に置かれていた社役人をさす)とあるゆえ。
「願いを取り次ぐ家」→「願屋(ねごうや・ねがいや)」→「猫屋(ねこや)」と変格したものかと思われます。
空前のペットブームゆえ、猫屋町は願屋町ではなく…CAT TOWNである方がウケは良いでしょうな。
平成の町村合併に伴い、失われた町名も多い中。特色ある町名ゆえか、猫屋町はそのまま町名変更もされず今日に至っております。できれば変わって欲しくない町名…にゃん。(!)
もとい…。町名です。
窓枠から誰かが覗いてると言われれば…「あぁ確かに」と、なりそうな建物なのですが。(広島記念病院南側の建物)全く別名目で建てられた建物であるとすれば、これまたお笑いでございます。
3:3のアスペクト比で撮られた写真から、トリミング前提で撮るときに構図を取るのは難しく…。写真選択の時にあらためて頭を働かせることとなります。
ただ、中判写真は正方形のアスペクト比だったりしますから。(6:6でしたっけね)まぁ4:3とかの印画紙に焼き付ける時。どこを取ってどこを捨てるかという取捨選択を皆さんしておられたということになります。
縦構図と横構図、いずれで情景を切り取るか。カメラについてるレンズで効果的な絵はどちらなのかの選択を、あとから行うというワケで。慣れてしまえばどうということもないのかもしれません。
Goproさんの設定には「写真」モードでの撮影アスペクト比を変えるメニューは存在いたしません。ファームウェアでどこかにつけてくれれば良いんですが…多分無理だろな。
それでも、向後に期待をする秋の日でございます。