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【写録】Summer Rose Ⅲ

ハイブリッドティー系《ラフランス》

《ラフランス》
ハイブリッドティーローズ第一号として著名な品種。作出当時、ハイブリッドティーという系統が確立されていなかったため。ハイブリッドパーペチュアルローズ(HP)として栽培されていた。

《姫野バラ園 八ヶ岳農場 品種紹介より》

バラの形として見るのに…「これぞバラ」的な感じの容姿が漂います。パタリロに出てくるバンコランの背景トーン、的な。(ワカラン、っちゅーの(笑))

グランディフローラ系《クイーン・エリザベス》

《クイーン・エリザベス》
グランディフローラ系の第一号品種として殿堂入りも果たした有名品種。非常に花付きが良く、屈指の強健さを保有。とても丈夫に育ち樹高も2m近くになる大型の品種。

《 同 上 》
うーん…。どーしてもこれがあのダイアナをいびり出した女王様には見え…。(こら)
ハイブリッド・ティー系《マダム・ピエール・ユラー》

《マダム・ピエール・ユラー》
比較的初期のハイブリッドティー種。ハイブリッド パーペチュアル種を思わせる豪奢な濃いピンク色の大輪花。咲き始めは半剣弁高芯咲きだが、咲き進むとロゼット状に乱れてくる。初期のバラらしく細枝で繊細な樹形、花もうつむき加減に咲く。

《 同 上 》
原生種《七子薔薇(ななこばら)》

《ナナコバラ》
江戸時代から栽培の記録がある品種で弁端のピンクが桜のようで美しい。照葉との調和も良く、地植えにすると40センチくらいに、こんもりと茂る。

《 同 上 》

和名のある薔薇としては初出。
賀集久太郎氏作、明治35年発刊の『薔薇栽培新書』に七子薔薇が所収されており。曰く「異名:『兒の遊』、『朝鮮イバラ』など。 京都・淡紅千重最小輪四季咲木性・明治廿二三年頃の栽培種類」とある。

つる薔薇や交配で作出される「薔薇」然としたものも風情はありますが、こーいう田舎の生け垣そばに咲いているのも、アジがあります。

ロサ・キネンシス系《ミニマ》

《ミニマ》
庚申ばら(ロサ キネンシス)の変異で生じた品種と言われ、ミニチュアローズの親となった品種と言われている。キネンシス独特の花型が古代の面影を残しているようでそれがまた観賞価値のある品種。

《 同 上 》

作出原産は中国とか。欧州の薔薇と中国の薔薇を合わせて作られる本日初頭にあげた「ラ・フランス」の如く…作出の幅が拡がっております。

花弁の形、チャイナドレスのモチーフになりそうなカンジ。
オールドローズ・ティ系《パークス・イエロー・ティーセンティッド・チャイナ》

《パークス・イエロー・ティーセンティッド・チャイナ》
黄色系のティーローズの親となった品種といわれ、クリーム色から白に移ろい、深緑の葉との調和が美しい。春のみの開花だが、嬉しいことにトゲは少なく、清楚な早咲きつるばらとして注目される。

《 同 上 》

花弁が反り返る「剣弁咲き」性質を有する中国から欧州に伝えられた4品種の内の1つから作花。

イメージ的には…クリスマスケーキのデコレーションで、こーいうのあったっけな、と思う無粋モノでございます。

ハイブリッド・ティー系《雲取》

《雲取》
日本最初のバラ作出者と言われている元 日本海軍大佐「有沢 四十九郎(ありさわしじゅうくろう)」氏の作品。
裏表が緋色のハイブリッドティーローズで、強いモダンダマスク系の香りがある。日本初ということで試行錯誤も多くあったかと推測できるが、弁質は良い方で樹勢もあり、強い香りを持っているなど、園芸品種として優れた性質を持っている。

《 同 上 》

雨滴のせいか…豪快に見えます。

今回のバラ撮影は花菖蒲相共にR5にRF24-240mmということで、レンズ内の手ぶれ補正とカメラ内の手ぶれ補正が高度なバランスで協調してくれます。本体だけで5.5段分が7段だか8段だかのスタビライズっぷり。

協調でいけばRF24-105 F4には敵わないそうですけど。240mmまで伸ばしてシャッター半押しでの「びたっ!」としたカンジ。センサーサイズによらずOLYMPUSのスタビライザーに引けを取らないぐらい止めてくれます。

SONYのA7R4はレンズをタムロンにしてしまったので、レンズ内でのスタビライザーはなく。SSを1/250secとかに上げる必要のあるシチュエーションだとISO値がバク上がり。6500万画素あろうとも…絵は荒れます。(ザラザラ)

どちらを使うのか…に関しては。
日中、港のイージス艦とか撮る時は解像度優先で勘考し。静物でも花・川・瀧の類いではR5という、なんとなくな選択基準。

なついろパンチ・アルプスパンチは67mmのフィルター縛りでSONYでしか今のところは使えません。

RFマウントの67mm径レンズってば。100-400mmのミニバズーカか、100mmMacro。あとはキットレンズの24-105mm(F4-7.1)。100mmMacroで、わざわざパンチもねぇ…。(笑)

結局、旧EOSシリーズのEFマウントから単焦点でも拾ってくるしかなさそうです。(リング買え、STEP-UP/DOWNリングをよ)

ハイブリッド・ティー系《ホワイト・キラニー》

《ホワイト・キラニー》
貴重なハイブリッドティー初期の品種。しっかりしたハイブリッドティーらしい枝振りです。花弁は少なめで、花の開きが早い欠点はあるが、花付きは大変良く樹勢も強健で丈夫な品種。

《 同 上 》

さて。
カメラ噺はいい加減にして。

本作、本来は薄ピンク色がキラニーの常色。品種改良により白色のキラニーもある…ということでわざわざ「ホワイト・キラニー」と銘打っております。珍しいんでしょうな、白色は。

ハイブリッド・パーペチュアル系《ヴィクトル・ユーゴー》

正式名称・スブニール・ドゥ・ヴィクトルユーゴー。直訳「ヴィクトルユーゴーの思い出」だそうです。

ユーゴー先生。『レ・ミゼラブル』『ノートルダムの鐘』『ノートルダムのせむし男』をモノした文豪さんです…。『塔の上のラプンツェル』…は、ヴィルヘルム・グリム先生。ちょっと毛色は違いますわ。

先生、ヒゲずらで…まあオンナ好きだったということです。(ぷ)

83歳で没するまで。名作を紡ぎ続けた文豪の写真とイメージは違いますが、豪奢な赤はユーゴー先生の思い出なのね。(正確には…ユーゴー先生の愛した恋人達の、ということでしょ)

ハイブリッド・ティ系《カンテレーナ・モラビカ》
四季咲きゆえか、年末にも開花した由。すこし、おつかれ気味のモラビカさんでした。
グランディ・フロラ系《ミルキーウェイ》

白→クリーム→アプリコットピンクと花色が変わってゆく可愛いミニバラ。半剣弁咲きの花保ち良 いバラで、花傷みも少ない。トゲがほとんど無いのも魅力。

バラ愛好家「小山内健」作出8番目のバラであることから、別名「おさはち」とも呼ばれます。
ハイブリッド・ティ系《ダブル・デライト》

《ダブル・デライト》
黄色みがかった白地に非常に強く赤色の覆輪が入る特有の花色、花容。半横張りの樹形でトゲが多い。しかし、その鮮やかな花は庭を華やかに彩る。

《 同 上 》

どういう風の吹き回しか…クラスか学年に一人は居る、みんなの憧れる女子的なイメージですかね。

美人は得よ。(縁はまったくなかったんですがね、えぇ)

こちらはちょっとお疲れ気味。そうそう、花の命は短いんです。しわ伸ばしクリームとホワイトニング・エッセンスは大事なアイテムでごわす。

ちなみにこちらのダブルデライト、苗株市販価格どれぐらいするんだろう…と下世話ながら調べてみるとですね。

ヒト株、送料込みで4210円(2022年06月現在)。

これはどーでしょう。。受け止め方にもよるけど高くない?一応、送料なしだと2600円。園芸店とかに赴いて(通販でも)求める上での、ヒトツの目安でした。

やー、明日っから何書こう。(笑)

こちらで、R04年市植夏のバラはオシマイでございます。
長文ご披見、ありがとうございました。(合掌)