【紀行】瀑雪の滝(三原市)
瀑雪の滝は、「棲真寺の滝」ともいう。滝水は、旧賀茂郡大和町(三原市)大草に発し、水量は豊かで、年間の水量変化も少ない。
滝口の右側は巨大な岩壁で、その上の岩は、永福寺開山仏照禅師の「座禅石」と伝えられている。滝の高さ30m、滝幅4m、滝壺(つぼ)の深さ1m。
滝としてはさほど大きいものではないが、水量が豊富で、滝壺にはつねに飛沫水煙が立ち上り、夏なお涼しといった風情がある。
《 from ひろしま文化大百科HP より 》
高速道路からほど近い場所にはあるが…知ってるヒトは結構訪れるんでしょう。専用の駐車場まで整備され、棲真寺登山道としての入口仕様。
駐車場から滝に向かう途中。U字の跨線橋をくぐり抜けると、すぐ清流が目に入ってくる。
ウスバカゲロウ…とおぼしきインセクト発見。
この日はZ7。連射モードにするまでもなく…じっとして動かないカゲロウを単写で何枚か写す。
ブルーがとても美麗。(絞りきれず前ピンでございます)で。渓流側に整備された遊歩道を5分ぐらい歩くと…滝音と共にひんやりした風が吹いてくる。
滝上にある棲真寺に向かう参道…というか、修練用林道途中に設けられた行場の趣アリ。報道では冬場の降雪時に凍りついた映像でおなじみの滝。
瀑雪の滝に併せて、三原市にはもう1つ女王滝とよばれる滝がある。こちらは平成30年の西日本豪雨により、滝までの道が長いこと通行止めになっていた。(今では一部通行可…とあるけど、一部ってのはどーいうことなんだろ)
もうかれこれあの豪雨から3年。県内各地では林道によっては、まだまだ通行止めの場所がある。尊い命を失った方々もおられるわけで。「道が…」とか言ってられない状況でもあろうことと存じます。(合掌)
さて、瀑雪の滝。歴史的には毛利元就が山上、棲真寺に向かう途中で立ち寄ったことのある場所…というものと。徳富蘇峰が「安芸の嵐山」と評したことで著名。
嵐山ぁ?
…ごめんなさい、嵐山さん。徳富クン、ちゃんと嵐山さんに謝っといてね。
秋の紅葉時は、それでも嵐山に近づける。(かも)
オソマツ様でした。(お辞儀)