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Fringed Orchid

《鷺草(サギソウ)》
日本の本州から九州にかけて分布し、日当たりの良い湿地に自生する野生ラン。鳥のサギが飛ぶ姿に似ていることから「鷺草」と書く。純白で清楚な姿が夏に清々しい。花言葉は「清純」「繊細」「夢でもあなたを想う」

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鷺…そんなにヒラヒラ翼が大きかったものかどうか、思案する。が、花言葉通り清純・繊細ではある。

Macroレンズの御蔭か、かなーり拡大をしてるんです。(100mm 1.4倍)フォーカスはちょいちょい外れたりもしますけど、概ね爆速という評判通りのつかまえ方なので正直安心しました。

さて。
鷺草にまつわる悲しいお話し(またかい!)行ってみましょう。

現在の世田谷区城主、吉良頼康。
その城主に嫁いだ奥沢城主の娘「常盤姫」のおはなし。

戦国時代は子孫を絶やさない事が大変重要で、その事で城主ともなれば、沢山の側室を抱えるのは珍しくない事でした。そんな世田谷城主頼康に嫁いだ常盤姫は早くに子を身籠り、頼康の寵愛を多く受けるようになりました。

当然、そうなると面白くないのが他の12人の側室でした。

口々に「常盤姫の子は殿の子とは疑わしい」と言っていました。その事は当然、頼康の耳にも届くのですが、頼康は初めは頑として否定するものの。上手く言いくるめられて、常盤姫に冷たく当たるようになりました。

その事で常盤姫はひどく落ち込み、自身の死を持って身の潔白を証明しようとします。

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そして、幼少より大事にしていた白鷺を一緒に連れて行くと、山奥の方へと向かいました。白鷺は主人の危機に大きく羽ばたき実家である奥沢城へと向かいましたが、狩りをしていた頼康に撃たれてしまいました。

その白鷺を見つけた頼康は、白鷺の足に付けてある手紙を見つけると、そこには常盤姫の遺書がありました。驚き、すぐに山を捜すと常盤姫と死産してしまった男の子の姿がありました。

頼康は大変後悔し、悲しみました。

撃たれた白鷺が死んだ場所には、白鷺が飛ぶような姿をした花が咲くようになりました。これが現在のサギソウだったと言われます。

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いつの世も…誤解が悲劇を生むんだね。

♀:「赤ちゃんできたの…」
♂:「だ、誰の子?オレとちゃうで。」

こらっ!頼康っ!!(なんのハナシや)

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鷺草の群生をみたことは未だにない。

「あぁ、これが鷺草なのね」と理解したら…。あるいは、今度は偉そうに「これはな…鷺草と云ってだな」とか言いながら。ひとくさり、悲しいお姫様のお話をしてみたりするわけです。

花言葉「清純」「繊細」「夢でもあなたを想う」かぁ…。初々しい。

懲りないハナシでございますが、本日ここまで。(合掌)