アロアロ
【 Hibiscus ハイビスカス】
アオイ目アオイ科の下位分類フヨウ属 Hibiscus のこと。また、そこに含まれる植物の総称。英語での hibiscus は一般にこちらを指す。ハワイ州の花であり、ハワイ語では「アロアロ」と呼ばれる。
hibiscum(ヒビスクム)または hibiscus(ヒビスクス)は古いラテン語で、タチアオイの仲間を指す言葉であった。近代に入り、タチアオイ属と同じアオイ科に属する別の仲間=フヨウ属を指す学名へと転用された。
《 from Wikipedia 》
糸井センセイの「ほぼ日」で採り上げられる投稿コーナー「いいまつがい」。
ご高齢の方がフィリピンの事を「ふいりっぴん」と発音してしまうタイプの言い間違い。「カムチャツカ半島」が「かむちゃっか半島」。文字にするとそのまま見落としてしまいがちな言い間違い。
で。うちの祖母は「ハイビスカス」を「はいびすかん」と発音してた。
自分できちんと「ハイビスカス」と発音できないことは自覚してて。ちょっと発音するときに恥ずかしそうに云っていたのを思い出す。
親子で遺伝するのか…うちのオバも「ハイビスカス」を「はいびすかん」と発音する。祖母は自覚して恥ずかしそうにするフシはあったが、オバには微塵もない。堂々と「はいびすかん」を貫いている。
もはや誰もオバちゃんのそれを訂正しようとはしない。…いくとこまでいってくれ「はいびすかん」。(ぷ)
さて。
広島市立植物公園のこちら。日本では園芸用・観賞用に熱帯および亜熱帯性のいくつかの種を十把一絡げに「ハイビスカス」と称している。
写真の紅いヤツは…「仏桑華-Hibiscus rosa-sinensis-」にも見えるんだが、掲示の板はハイビスカス。
ヒトの「いいまつがい」を訂正もせず笑ってると。
「ぷっ。あれがどーしてハイビスカスかねぇ…ブッソウゲ知らないのかしら、この人は」的な取扱を受ける場合もある。
沈黙は美徳。
問われれば「アレは『ハイビスカス』かもしれませんし、『ブッソウゲ』かもしれません。あぁ、『ハイビスカン』という言い方もありましたね」と、澄まして応える手もあるか。
ばあちゃん、ありがとう。これからはzenも、ばあちゃんの「いいまつがい」を使わせていただきます。(合掌)