【紀行】POND of Mirror
境内隣地には、平安閣グループ(ゆうあいベルモニー)の結婚式場・披露宴会場なども併設され。松江市内外の皆さんが神前結婚式というと、こちらをイメージされることも多いとか。
雲南大東の須賀神社からはかなり…離れたこの場所。そもそもは式内社佐久佐神社への移遷合祀社なのね。
戦後。
国内の神社が結婚式場や幼稚園(保育園)などを開設・経営の一助として建てられた経緯に加え。誰しもが経験する、結婚や縁結びなど…メンタルな信仰や信心とからめた神社運営のマーケティングが見え隠れします。
神社が神社として年中諸祭事を斎行するだけでイイ時代は、はるか歴史の彼方。
神社経営という視点からは、氏子区域に縛られない。ごくごく一般の来参者対象に目を向ける…のは、ね。被包括とは云え宗教法人(公益法人)の目的にも合致しております。
で。
話題の鏡の池に赴いてみるわけです。
池に神籤を浮かべて沈む早さと遠近から恋のゆくえを占うという「鏡の池」がこちらとなります。
池には占い後の沈んだ用紙(うらない用紙)が、おびただしくぬるぬる状態で見え隠れしておりました。
この日(2022年05月03日)はGWまっただ中。社頭の参拝者もさることながら。05月03日を期して斎行される「身逃祭事」恒例祭典への御参拝・ご参列後の方々ほか大層なにぎわいでした。
神社に若い人。女性が賑々しくおられるのは、時節柄もあり。平和な気持ちになります。
境内には生えたところは2カ所、途中で一本となる椿。もしくは生えてから2つに分かれるタイプのモノ。いずれも「連理の椿(夫婦椿)」と呼ばれるモノが三対あるとの由。
花の時期ではないのでちょっと残念ですが、今度は花の時期にでも訪れてみたい八重垣神社。
オソマツ様でございました。(合掌)