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【鑑録】連作の掟

Extreme ways are back again
Extreme places I didn't know
I broke everything new again
Everything that I'd owned
I threw it out the windows, came along
Extreme ways I know
Will part the colors of my sea
Perfect color me

連休で、Jason BorneシリーズをBorne Legacy含めて5作観ておりました。

連作の中で最も印象的だったのは、異種というか、変わり種というか。5作ある中でスピンオフだった『Borne Legacy』が刺さったカンジです。映画の尺の長さも、取扱のストーリーも複雑さを感じるまでも無く。。

起用されてるキャストの皆さんが「おぉ、コノヒトも出てんだ」てなカンジで。平時は、本編4本を務めるマット・デイモンさん宛ての配慮からなのか…邪魔にならない程度の役者さん起用に対して、Legacyの方はエドワード・ノートン氏やらと多士多彩。

主役のアーロン・クロス役、Jeremy Lee Renner氏。アベンジャーズの方が印象に深いです。ただ、(アベンジャーズは)声あてが例の吉本反社闇営業のアノお方だっただけに、Borneシリーズでは専門職の声優さんを起用してあるトコロ、印象ヨシ。

仕事で俳優やってるんだから、回ってくる役回りが同じカンジになるのは仕方ないとしても…いつだったか、俳優の藤 竜也さんがおっしゃっておられました。(藤原竜也と違うんです)

『来る役、来る役が刑事だとか探偵だとかばっかりになっちゃってネ(💦)』

描ける役目の幅というか、原作として取り上げる内容は米作ハリウッドものでは、どーしてもCIAとかFBIとかがアクション映画にて王道の設定。そこで誰が何を交えてストーリーになっていくのか。まぁ、そこがのめり込めるか込めないかの境目。

ジェレミー先生の改造型任務遂行(暗殺)人間兵器っぷりは、そこそこに楽しめました。その後どうなるかは別として…やっぱ最後はハッピーエンド風であることも、ハリウッド映画には外せないオトシドコロという事で。

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ただ。
連作ゆえのことで、何年か間を置いて観ると…「前の作品の時、人物関係どーだったっけ」問題は出てくると思います。映画館の其処此処、小声「ねぇねぇ、コレ誰だったっけ」と、囁く声が聞こえてきそうな繫がりっぷり。

あ、だからか。。あんまし連作というイメージでなかったLegacy(全体では4番目)がイチバン印象深かったのって。

ワタクシ、連ドラで観るのは今や大河ドラマぐらいですからねぇ…。

前作・次作のつなぎとしてLegacyがあるBorneシリーズ。連作ものとしては中だるみを断ち切る格好でむしろ成功だと評価したいトコロ。(興行的にLegacy編は振るわなかったのが…全体としては良かった、ということね)

連作の掟はここにアルのかも。