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Double R5

去年2021年の01月28日。
2019年に買ったNikonのZ7ほかZマウントレンズ3本を引換に、SONYのILCE-7RM4ことα7R-Ⅳ(中古)とレンズ2本(14-35mm F4&24-240mm)を購入しておりました。

差引価格¥315,800円(税込)

市中販売発売は¥387,827と、同年発売のα1が¥900,000附近を初値としていたことを思うと…フラッグシップα1とは二倍以上の価格差があるわけです。反面、中古となってもそんなに値崩れはしてなかったんですね、2021年01月現在。

ひるがえって今回のA7R5が¥550,000となったのは、偏にコロナ禍による半導体生産の遅れやら、円安が遠因。ILCE-7RM5ことα7R-Ⅴの市中販売価格(初値)ちょっとお安くなって¥499,950。

付随する機能や新たな機構に関して、色んな方があちこちで説明やら動画やらUPしておられるんですけど…。正直、中古で手に入れたA7R4をA7R5にするのは、去年求めた時点からの既定路線。ゆえになるべくしてなった結果の購入でございました。

見た目…一番顕著な4と5の違いを判別できるシルシ。

旧型となるA7R4には前期型と後期型があり、zen所有中古・前期型の下取り相場は¥124,000。そこに新規機種導入による入替下取りPLUSで、下取り価格は¥146,000程度まで底上げされます。差引¥350k円余の差額が生じることとなります。

かくて交換下取りでの差額をお納めして、A7R4(中古)→A7R5への交換取引は終了です。結果、手持ちのカメラはCanon R5とSONY R5のDouble R5体制に移行。

発売日翌日(26日)に届けられたA7R5本体を開封し、R4用に置いてあったバッテリーを装着。レンズをはめてAFの機能確認後、初期設定を一通り済ませ、ハタと思うのは。

「(R4と)そんなに変わってねーよなぁ…」という感想。

それでも(好意的に見れば)出色なのは8段はあるという手ぶれ補正。マニュアルレンズである、往年のZUIKO24mmF2.0を装着し。マニュアルフォーカス・レンズの手ぶれ補正焦点距離24mmに指定。

で。ファインダーを覗きつつ、フォーカス半押しをしてピント拡大表示してみると、「ビシッ!」と対象被写体が止まります。

L型プレート…A7R4のヤツ、流用可能でした。

おなじくTOKINA70-210mm装着(OMマウント→マウントコンバーター経由)テレ端210mm指定でも手ぶれ補正が効いて止まります。これは、喩えて云うなら…。

OLYMPUS OMD-EM1Mk2のファインダーを覗いて感じた手ぶれ補正感と近しい驚きがありました。(そのぐらい、OLYMPUSの手ぶれ補正は優秀なのです)そして、純正レンズとの協調でさらに手ぶれ補正はUPするとかしないとか。

正直。SONYの手ぶれ補正には旧A7R4の効き具合で「8段とか言ってっけどさぁ…また、いつものアレだろ?」的なネガティブ・イメージプンプンで。全く期待しておりませんでした。

ゆえに、ちょっと意外。

SIGMA EF 28-300mm(Canon用)MC-11経由にて装着
宇品海浜公園(だったかな…)
ACTUS(家具屋さん横)
シンボルタワー(の左手には1万トンバース)

この具合なら、CanonのEFマウント。SIGMA150-600mm起用(MC11→CanonからSONYのEマウント)でも、AIフォーカスと相まって、相当なバチピン歩留率を期待できるかも、と思います。

ちなみに、SONY自身が語るところに拠れば。「もー、2025年あたりで『デジカメ』そのものの基本性能はスマホに抜かれます」というもの。

「かつて『カメラ』というシロモノが単体で存在し、その機能を以て撮影された「写真」なるものに芸術性を見いだし、大いに活況を呈した時代がございました」という時代的な評価、50年後でしょうか。100年後かな。訪れることでございましょう。

S&Qって…スローandクイックモーションmodeの略だとか。

ライカ(スマホメーカーとのジョイント)もSONYも、スマホに載せるカメラ機能という形で撮影に関するしくみは生き延びてゆくにせよ。いつ消えるともしれぬ、先鋭的な趣味に散在をするムキは当分おられることでしょう。

これから、もしもそうしたムキに向けての「カメラ」の生き残る術を考えるに…恐ろしく大きな撮像素子とそれに対応したレンズ組み合わせのカメラ顕現に期待したい。

レンズの埃を噴きとばしつつ。
そんなカメラの行く末を思い描く、初冬の日でございました。

次はどーぶつ園ですな…。(願望)