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【写録】IRIS-Ⅲ

《 黄菖蒲 》

《黄菖蒲について》
西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している上に、林縁など湿地以外の場所にもよく生育するため、拡大の懸念がある。

観賞用に栽培されているハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝されたが、湖沼や河川などへの拡散が問題となっている。

環境省は「要注意外来生物」の一種として「栽培にあたっては、逸出を起こさない」「既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる」として警戒を呼びかけている。

《 from Wikipedia 》

花菖蒲では、いわゆる多種に挙げられる黄菖蒲は、タンポポと同じで。黄色いヤツは外来種。

花に罪があるワケじゃなし…と。

何度かに分けてご紹介してきました、花菖蒲ですが。多種ある花菖蒲の大体の特徴は以下の通り。

【江戸系(江戸種)】
変化に富み多彩。 茎が剛直で庭植え向き。 

【伊勢系】
弁が垂れるのが特徴。

【肥後系】
豊満でボリューム感のある花。

【長井古種】
長井古種 山形県長井市にある品種群。

【Another】
斑入り:ノハナショウブの斑入り葉品種。
愛知の輝: キショウブとの交配により育成された黄花の品種。

江戸古花《 日の出鶴 》
「日の出鶴」撮影SPECはISO250・90mm・F11・1/25sec。
江戸古花《 白龍の爪 》
江戸古花《 東鑑 》
伊勢系《 旭丸 》
伊勢系《 岐山の春 》
「岐山の春」群生でも、距離感ダイジ。
伊勢系《花吹雪》
伊勢系《 夕鶴 》

「夕鶴」と「花吹雪」。云われなければどっちがどっち、と云えなくもないです。濡れているので分かりにくいですが、花弁の形。あと「鉾」と云われる花芯部位が違いますかね。

肥後系《 舞妓 》
《舞妓》当日、雨風で残念でしたが、だらりとしたカンジ舞妓さんの帯風。
他部《 愛知の輝き 》黄菖蒲交配によるキハナショウブ

一輪づつの花の美麗さを追うのか、多種の花をとらえようとすると、どうしてもアングルが決まりがち。ワタクシの場合は「日の丸構図」一辺倒。

「もうすこし…日差しやら日陰やらのあり方について造詣を深めなければ」と、思うものの。どこかで真剣さが欠けてるんでしょう。「肩肘張らずに撮れるモノを撮る」では、おのずと行き詰まります。

今、その真っ最中なんでしょうね。。

多望の春「岐山」 日本酒[純米吟醸酒 720ml] 原材料名:米(国産)、米麹(国産米) アルコール分:13度 精米歩合:55%(ひだほまれ100%使用)

そんな行き詰まりを、抜ける為の工夫…について。
花名「岐山の春」に因んだお酒でも飲みながら少しく考えてみたいと思います。(笑)

こちらのお酒、企画:岐阜大学応用生物科学部だそうです。花菖蒲では伊勢系にして、酒名は岐阜の「岐山」とは…これ如何に。

イロイロ考えるもんですわ(笑)

市植でのIris、今年の分はこれでおしまい。
御披見、感謝致します。(合掌)