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【写録】Nymphaea

Nymphaeaこと睡蓮、いわゆるヒツジグサ。
基本、朝開いて昼には閉じるタイプのモノと…昼開性のモノと、二種類があるわけですが。

赴く時間が昼下がりもしくは昼間とあれば、朝開くタイプのモノは閉じてたりします。冬場になればとーぜん閉じてるんだろうな、と思って大温室を覗いたわけですけど。

なかなか、どーして。そういう寝坊野郎の為の粋な計らいにて、開花した睡蓮に巡り会えました。

Green Smoke

green smokeは、1965年に米国で育種された、昼咲き、熱帯スイレンの園芸品種です。浮葉に赤紫の斑模様が多数入ります。
花径12~15cmで、花弁の付け根は薄黄色、先端は青紫色をしています。太陽光の下で見ると花弁底部が半濁性の緑色に見えるのが花名の由来です。

from かぎけん花図鑑
General Pershing

【ジェネラル・パーシング】General Pershing
ミセスエドワーズホワイタッカーの大型で丈夫な性質と、カスタリフローラの鮮やかなピンクを受け継いだピンク色品種の銘花です。葉には茶色の斑が入り、葉縁も強くウェーブがかり、熱帯種らしい雰囲気を持っています。

from 野の花・庭の花
Trail Blazer

Nymphaea 'Trail Blazer'(トレイル・ブレイザー)は1897年にテキサスに生まれカリフォルニアに移りアメリカで熱帯性睡蓮育種が本格的になって行く中で後を追いかけるように1930年に登場します第二世代の中期にあたりますランディグ(Martin E. Randig)によって作出された黄色の花を持つ熱帯性睡蓮(昼咲き種)になります。

from 睡蓮図鑑

睡蓮のコーナーは割と大きめの細長いエリアが両脇に展開されているんですけど。金魚?見つけたのは今回が初めて。水草にあつまるプランクトンとかが餌なのかしらん。

Leopardess

【レパーデス】
熱帯種らしい派手な斑紋を見せる葉と、青みの強い紫の花が特徴です。葉の模様からレパーデス(女豹)の名が付いたものと想像できます。
葉は、濃い紫の斑紋が入る…というより、濃い紫の葉に所々緑の模様が入ると言った方が的確ではないかと思えるほど、斑紋の占有面積は大きく大変印象的です。

from 宮川花園

女豹…。
「アバター」とかにしちゃっても…いや、いいです。なんでもありません。さておき。確かにしなやか~な、(艶っぽい)イメージあります。

紫式部

【紫式部】
紫式部はムカゴ種で、花色は白い花びらが先にかけて紫色に変わっていきます。萼が濃い紫色をしていますので花の撮影は少しローアングルがお勧めです。Nymphaea micranthaの血統を引いているようです。

from Berry's Walter Garden

ムカゴ種は葉の中央部にムカゴ(小さな球根状の芽)を付ける種類を言い。ムカゴからとても簡単に子株を作ることができるそうです。葉の中央…水がムカゴの回りを取り囲んで盛り上がっております。

紫式部のムカゴ

沢山の種子を遺すことも、花として繁茂するための智恵…というか、本能というか。生きとし生けるものとしての営みですな。

この時期、温室はやはり温かく。当日、結構風も強かったんですけど室内は快適そのものでした。温室育ちという言葉もございますが…これ、夏場はわりと涼しかったりするんです。

日本はもう温帯ではなく、熱帯という話もあります。(車のエアコン規格)昨日辺りからの寒波襲来…熱帯でこれはないわ。

どなた様も暖かくしてお過ごし下さい。(合掌)