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Villa 吉和
避暑下見…ということで、廿日市市吉和の別荘村を訪れております。
別荘暮らし。
世代的にはやはり「軽井沢シンドローム」でしょう。うら若い男女が別荘で暮らしつつ、繰り広げる恋模様の数々。筆者、たがみよしひさ氏に関しては「軽シン」のその後、さらにその後を描いた作品の数々。
学生だったとき。
学生でなくなったとき。
働きはじめたとき。
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(これは小学館版の表示ではございません。リメークな一冊)
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結構、長い間に亘って読み続けたわけですけど。単行本巻末辺で、たがみ氏が描く、読み切りの「描けなくなった自身の病身うちあけストーリー」を読みつつ。
何て言うんでしょう…
絵が荒れていくのを看取る…?いや、見守る立場になっても、なお。「たがみ作品、続き読みたいんだけど、こりゃもう無理かなぁ」みたいなこと考えており。
むしろ、駄目なら尚更、続きを見てみたい。そんな無責任なハナシでございます。同様の作家さんには吾妻ひでおさん、なんて方も居られましたね。
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(こらこら)
さて。
社会的に成功した方が、こういう場所で悠々と隠棲する姿というのは、あくせくしてなくて憧れます。
ただ、「傍目で見るほど、悠々としておられるわけでもないんだろーなぁ…」というのは、Youtube他。別荘暮らし紹介をされる動画見ると、分かります。
ご当地、廿日市市吉和。旧広島市内からは急げば1時間半、ゆっくりいけば2時間はかかる距離間に位置します。最寄りICをおりてからの、中四国の山間部にありがちな寂れっぷりもご愛敬。
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結局、住環境から生まれる「おいしい生活」への肌感覚と…現地に住まう人々の「こんな田舎での」ムラ感覚は乖離してて、なんの問題もないんですよね。
その隔絶感は高級住宅地とダウンタウンの間にある、もやもやした民度差みたいなのとよく似てて。そこまで、地元の皆さんとの交流なんて求めてない人にとってみれば。接し方&距離の取り方さえ見誤まなければ、互いに不愉快になる事もないんでしょうし。
そういう意味では、別荘地における管理体制はマスト要件。いわば、町中で住まう人にとってのマンションの管理体制に準じます。
アレコレやってもらう方が居なければ、落ち着いた住環境というものは見込めないんですな。
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それら、一切合切をかろうじて持ち合わせている別荘地。広島近郊から探そうと思ってもなかなかございません。中四国はそんなライフスタイルを求める人の絶対数、ましてやそれを県北に求める方の絶対数が少ないです。
需要と供給の問題…といえば、まぁそれだけのハナシ。
で、わざわざ別荘を所有するほどの資産もナシ。それでも別荘暮らしをちょっとだけのぞいてみたい方の為にあるのが…貸別荘。
ご当地、吉和地域にある古参別荘地(今回の写真)から、さらに山奥へと登っていくと、別荘デベロッパーさんが開発した「吉和の里」内にて貸別荘が営業中。
一棟借り切りの、一泊18000円を高いと取るか安いと取るか…。
「一人で泊まる(しかも自炊)んなら、高いよなぁ」というのが偽らざる評価でございます。
でも、一回ぐらいならイイか、と思えるプライス。
「家で、寝てた方が良かった」になるかならないかの(お金の)目安は、高いようで低いのです。(思った以上に)
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夢は夢のままに温存。
旅も、赴く迄の「どーしよっかなぁ…」が、一番楽しいのです。