光村図書の昭和64年度版(H01~H03)小学六年生用の教科書に採択された、小川未明の『のばら』。
これ。昭和の50年代いずれかの教科書に採択されていて(光村図書では該当年のものにはみあたらず)。あれは小学六年の時のものだったのかどうか…。
そうであったか、なかったか。ひょっとして、どこかのタイミングでパラレルワールドを越えていたのかも。(ないな)いずれかのタイミングでこれを教科書で読んだ記憶が蘇るのです。
小学校の国語の時間。教壇ですすめられる授業なんぞ上の空、さっさと読み進めるのが常。そんな中、40年強経ってから。バラ園訪れて生け垣のバラを眺めていると…その授業中内職で読んだ「のばら」が思い浮かぶんです。
『赤い蝋燭と人魚』も読んだ記憶があるんだけど(教科書で)『のばら』はおそらく、西欧の作家作品だと勝手に思い込んでいたフシあり。「小川未明じゃ、あるまい」的な。
日本の作家さんだったのね。
余談ですが。
アンデルセンやグリムの如く、基幹にある寓話や民話が存在するのかどうか考えるのは…世俗にまみれた50男のする無粋行為。夢オチで締めくくるのは上田秋声の『雨月物語』一篇にも見えてきて…。
余談さておき。
小川未明センセイ作『のばら』に見る世界観で想起されるのは…現況繰り広げられている侵奪戦争のことですな。
「まだ、やってんのか。オマエら。。」ということで。
本日ここまで。(合掌)