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小学校統廃合どーする会議。これはチャンス、だからやばいって感じたこと。

田舎。子どもがいない。全校生徒数20人とか30人。どこの田舎もそうだけど、ここでも小学校統廃合の波が...。

そこで小学校を統廃合するかどうするかって会議が開かれていたから、ちょっとお邪魔してきた。

正直いまから足掻いてどうにかなることではないし、統廃合しか道はないとは思うんだけど、それとは別に会議で感じたやばいことがある。


出席人数が5人…。地区の人がどう思ってるのかわからない。

そこにいたのは10数人。そのうち半分以上は話を進めてる人で、それ以外で集まったのは5人…。

会議の内容は、統廃合で話は進んでるけれど、人も来ないしみんながどう考えてるのかわからない。このまま進めていいものか…。

小学校の統廃合という地域の一大事

自分の住んでいる地域の小学校がなくなる。

これってけっこう地域の一大事だと思う。地域から子どももいなくなるかもだし、昔通ってた学校だったって人もいる。

地域に子どもがいないと、その地域は急速に衰える。地区の行事、祭り、いろんなものが廃れていく。

「子どもがいないなら、神輿しても仕方ない。屋台もいらんな。昔はこどももいて賑やかだったんだけどなぁ…。小学校もなくなったからなぁ。」

お祭りは祭事だけになった地域でよく聞いた話だ。

小学校がなくなるっていうのは、子どもとその親だけの問題じゃない。そこに住む人々全員の問題だと自分は思う。

地域のだれもが関わる重大な話が盛り上がっていないというやばさ

小学校の統廃合がどうこうってことより、この重大な話が盛り上がっていないっことが大問題だとぼくは感じた。

なんでかっていうと、こんなに地域の誰もが関心を持ちうる話なんて、そうはないんじゃないか?っておもうから。

地域から小学校がなくなる。これはコミュニケーションのチャンスだ。

地域から小学校がなくなる。これはチャンスだと思う。みんなが話し合ったり寄り合ったり、これからどうしようかみたいなことを考えるめちゃめちゃいい題材。

どうしようね~なんて話し合いがひろがったら、そのコミュニケーションから何かぽっとおもしろいことが起きるかもしれない。

「小学校がなくなる!徹底的に話合わなければ!!」

とかじゃない。ぶっちゃけ、もう今さらだ。今話し合いなにか動いたとしても、ここ5年で全校生徒が2倍3倍になるのは無理だ。

でも、みんなが話し合え、みんなが関われる題材をきっかけに生まれるコミュニケーションが活発になることが、これからにつながる可能性を秘めるんじゃないかと思う。

反対に…


このチャンスで話が盛り上がらなければ、その可能性が絶たれるのでは?

こんなみんなごとの話を、

統廃合で話は進んでるけれど、人も来ないしみんながどう考えてるのかわからない。

と、ほんの一部の人の中の話し合いで、まぁこれしかないだろうと決めていったら…。

なんだか盛り上がりもないまま緩やかにその地域が消えていくような、そんな危機感を覚えている。

小学校統廃合をどうするかを決めるっていう目的じゃなくて、この小学校統廃合の話を通じて、地域のコミュニケーションが活発になる契機にする。そしてそのコミュニケーションの渦から生まれる何かの気配を感ずることが、すごい大事なことなんじゃないかなって思う。


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