『浮雲』 成瀬巳喜男監督が作り上げた日本映画の最高峰のひとつ。
割引あり
評価 ☆☆☆☆
あらすじ
タイピストとしてインドシナに渡ったゆき子は、そこで富岡と出会い、彼が既婚者と知りながら恋に落ちる。一緒になることを約束したふたりだったが、ゆき子が終戦後富岡のところを訪ねてみると、そこには依然として、妻と生活を続ける男の姿があった。
このところ昭和20年代前後の小説を読んでいるが、やたらと男女が一緒にお風呂に入るシーンに出くわす。しかも、個室の風呂にふたりで入るわけではなくて、銭湯みたいな誰もが気軽に入ることができる湯治場の風呂に、普通に入っている。それが自然に描写されている。
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867字
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