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1年刑務所に行ってみてわかったこと

初めまして。   懲役太郎  です。
前科5犯 懲役1年6月の元囚人です


・刑務所は意外と生活しやすい

 と、言うと「反省していない」だの「ふざけるな!」などと言われるかもしれませんが、これは紛れもない事実です。

 まず、食事が絶対にできます。人間食わないと死にます。それが無償で提供されるんですよ。ただ量はもの足らないし、好きなものを食べれるわけではないが、これがまた割と美味いんです!

 そして、風呂も夏は週3、冬は週2で特別な事情がない限り入ることができます。それに加え刑務作業の内容によっては、毎日シャワーを浴びることができるのです。

 土日祝は刑務作業はありませんので、部屋で読書したり手紙を書いたり、他の囚人と生活する「雑居房」だと将棋や囲碁をすることも出来るし、テレビも見れます。テレビに関しては刑務施設により、録画番組しか見れなかったり、見れる時間も変わってきます。また、「午睡」という2時間ほどお昼寝ができる時間もあるのです。

 刑務作業に関しては、大きく分けて[経理工場]と[生産工場]の2種類がありますが、これに関しては機会があればまた説明します。
 刑務作業は基本的に重労働ではありません。重要視されていることはケガや事故がないことなのです。ケガや事故の内容次第では刑務所の過失が認められて、賠償責任に発展することもあるようです。そういった事情も含め、懲役囚には安全第一で作業をさせるので、そこまで苦痛ではありません。
 また、刑務作業をすることにより、微々たるものではあるが報奨金がもらえます。これは出所時に受け取れます。ちなみに僕は「営繕工場」で8ヶ月くらいいて、トータルで2万ちょいくらいでしたw

 刑務所の生活で一番重要なのは人間関係ではないかと思います。これが上手くできないとイジメの対象にされたり、工場内で生活しづらくなるのです。また、刑務官は基本的に助けてくれませんし、告げ口しようもんなら刑務官にも嫌われるので余計に居場所がなくなります。
 ここさえクリアできると割と気楽に生活ができますので、刑務所生活はそこまで悪いものではありませんね。
(二度と行きたいとは思いませんが、、、笑)
 


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