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実録!ChatGPTと一緒に、お絵描きAIのプロンプトを創る~積極的に、ツっこみます
チャット GPT と対話を試みるには種々コツがある。その中でも私が実用的に感じるコツのひとつが、ChatGPTがこちらの質問企図を誤解してたりした場合においては、ちゃんとツっこむということであります。
今日私はStable Diffusion(描画AI)で何か描きたいなと思いプロンプト(描画させるための言葉による指示)をChatGPT に考えてもらおう、と思いついたんですね。
そして以下の言葉を交わしました。
私:
どこかの考古学の発掘現場から掘り出された、用途のわからない機械みたいな物の、形態を詳細に説明して下さい。
ChatGPT:
申し訳ありませんが、私は現場にアクセスできず、観察に基づいた描写は提供できかねます。
ただ一般的な例として、発掘現場で見つかるアーティファクト(注:人工物)は、鉄や銅などの金属で作られており、表面にはさびや腐食が見られます。形状は四角い箱状で、サイズは約20cm四方。上部にはダイヤルやスイッチがあり、前面に小さなスクリーンや表示盤、針、目盛り等が配置されています。ケーブルや配線が側面に露出していることもあります。
描写がウソっぽいですが、それはともかくソッコーで切り返します。
私:
あなたに見に行ってくれとは言ってませんよ。アーティファクトのなるべくキテレツな形状を、「想像」してみてください。
ChatGPT:
了解です。キテレツな形状を持ったアーティファクトを想像しました。
長さ約30cm
奇妙な曲線や突起があり、未知の生物のような外観
鱗や触手のような構造を持つ
硬質で光沢のある金属合金で作られており、紫色の光を放つ
中心部に球状のセンサーがあり、周囲に回転可能なリングが配置されている
そのリングには奇妙な記号やランダムに配置されたボタンがあり、機能や意味は不明一部にガラス製のドームがあり、内部には点滅する光や謎の液体が封じ込められている
液体は不思議な色合いを持っていて、浮遊物体が見えるただし、このアーティファクトは想像上のものであり、実際の発掘現場から見つかったものではないです。
私:
いい感じです。最後の注釈が親切ですな。
ChatGPT:
ありがとうございます。注釈を追加して、実際の発掘現場で見つかったものではないことを明確にすることで、誤解を避けてもらおうと思いました。
誤解、しないな~、最初20cmって言ってたのがなぜか少しおっきくなってるし・・と内心思いつつ、ここにふんだんに出された(やや既視感のあるイメージとはいえ)形態描写の中から気にいったものを組合わせ、今度はStable Diffusion用の召喚呪文、即ちプロンプトを(英語で)作る。
奇妙な曲線と突起で覆われ、その姿は未知の生物のように見える
中心には球状のセンサーがあり、その周囲には回転可能なリングがある
一部にはガラスドームがあり、点滅する光と謎の液体が封入されている
上記の呪文を、描画の種になるスタートのイメージには自作の抽象画の一部を使い、Stable Diffusionにぶち込みました・・。
ここでのポイントは、ChatGPTに自分の意図がうまく伝わってない時は即座にツっこむことであります。厳密には誤解の時に限らず、回答が総花的だったりつまらないと思ったら、相対的に少しでも面白めのところについて「この部分をもっと詳しく申せ」などと、言ってみましょう。
実際結構つまんない返事が来ることもしばしばですが、聞き始めたことってあなたにとって本当に興味のあったことだと思うので、洞察が得られるようなポイントが少しでもまぢってくるまで、質問を変えてみたり、部分的にツっこんだり食い下がってみたりするのがお勧めです。
以下が今回ChatGPTとコラボして創ったプロンプトでStable Diffusionに描いてもらったイメージ。(因みに当方は、描画AIの創ったものは直接作品にせず、なんらか物理的絵画技法と組合わせて作品化することにしていますので、これは作品ではなく作品のタネということになります。)
![](https://assets.st-note.com/img/1685424743425-OfphpiuuFQ.jpg?width=1200)
Stable Diffusionについては、私はこちらのサイトから利用しています。
https://creator.nightcafe.studio/
ではまた。