実録!描画AIに描かせた絵に関し、ChatGPTとガチ対話~生成AIはどこまでややこしい話についてくるか実験
ChatGPTは思考の壁打ち相手になるのであろうか。答えはYesだ。
以下はその証明・・・。
先日描画AIのStable Diffusionに、「用途不明の未来的スイッチ」という絵を描かせました。それがこちら。
これについて、ChatGPTと以下の対話を交わす。
私:
AIに、用途不明のスイッチの絵を描いてもらったんですよね。まあまあな感じのを出してくれたんです。でもこれを100号の油絵にしたらもっと面白くなるはず。油絵はブツで、やっぱりモニターで見るより圧がありますから。私はそれで、絵ってでもちょっとずるいのかも、っていい意味で?思ったんです。君はどう思う?
CG:
確かに、デジタルイメージは、絵画など別の媒体や形式で表現することによって異なる印象や感情を引き起こすことがあります。油絵はモニター上の画像とは異なる質感や光の反射、色の深みを持っており、印象が変わります。そのため、同じデジタルイメージでも油絵にすることで、新たな表現や魅力が生まれるのです。
モニター上のデジタル画像は、その媒体特性から来る鮮やかさやディテール表現がありますが、一方で油絵はその粘り気や質感、筆触などが鑑賞者に深い感銘を与えます。絵画は画材や形式でもたらされる印象が大きく異なるため、それぞれの特性を活かして楽しむことができると言えるでしょう。
「絵ってちょっとずるいのかも」という考え方は興味深いですね。同じ主題やアイディアでも絵で表現することで、鑑賞者に新しい視点や感情を呼び起こすことができるのは、絵画の魅力の一つです。
私:
でも私は、一度デジタルで作ったイメージを絵に置き換えることにはあまり興味がないのね(絵の実作ってそんなに簡単なことじゃないから、それはそれで超エキサイティングだとは思うけどさ・・)。AIに描かせた絵を再度描写しないでうまい具合に自分の描いてる絵、例えば抽象画に展開するとすればどんなやりざまがあるかしらん?
CG:
もちろん、デジタルで描かれた絵を油絵に置き換えることが必要ではなく、AIが描いた絵を元に自分の創造力で発展させることもできますよ。具体的な方法は人によって異なりますが、いくつかのアプローチを示してみましょう。
アートの再解釈: AIの絵を元に、新たな視点やアイディアを取り入れて再構築します。例えば、スイッチを抽象的な形や模様に変えてみたり、異なる色彩やテクスチャを導入してみることで、新しい作品が生まれるかもしれません。
テクスチャや質感の追加: AIが描いた絵に、他の画材による特有の質感などを追加することで、独自の雰囲気を作り出すことができます。これにより、元のデジタル絵にはない深みや立体感が生まれるかもしれません。
レイヤーの組み合わせ: AIの絵を、他の絵や素材と組み合わせコラージュのような作品にすることも考えられます。違う要素を組み合わせることで、意味や表現がより多面的になる可能性があります。
感情やテーマの追加: AIの描いた絵に特定の感情やテーマを持たせることで、作品の深層的な意味を引き出すことができるでしょう。このスイッチが象徴するものや、作者の感情を反映させることで、絵画の解釈がより豊かになるかもしれません。
これらのアプローチは、あなた自身のアーティスティックなセンスと創造力に依存します。AIの絵をベースにして自分なりの作品を展開することで、新たな視点や感情を表現する魅力的な作品を生み出しましょう。
私:
君の言った中では特に「感情やテーマの追加」ってのはなかなかいい視点ですね。「用途不明のスイッチ」と聞いて自分の人生体験の何かを思い出して震え上がる人もいれば、逆に喜びにうち震える人もいるかもね。
CG:
その通りです!アートは、鑑賞者それぞれが異なるバックグラウンドや経験を持つため、同じ作品でも異なる感情や解釈を引き起こします。そのため、同じテーマやモチーフを取り上げても、それぞれの人が持つ感情や思い出に合わせて、作品が異なる意味や価値を持つことができるのです。
このスイッチのテーマも、人々にとって異なる思い出や経験を呼び起こします。ある人にとっては謎めいた未知の可能性を感じさせるかもしれず、別の人にとっては人生の岐路や選択に対する思いを連想させるかもしれません。
アートはその多様性と柔軟性によって、鑑賞者と作品との間に時に深い共感やコミュニケーションを生み出します。ですから、自分の感情や経験を絵画に取り入れることで、作品がよりパーソナルな意味を持つことができるのです。これがアートの素晴らしい側面の一つですね。
(ここから急に話題が転換しますが)
私:
ところでさ、君は上の対話の中で「絵ってちょっとずるいのかも」という私の考え方が「興味深い」って言ったけど、君はヒトじゃないからホントに興味深いと「思ってる」訳じゃないよね。では何をもって「興味深い」という感想があたかも生じたかのような表現をしたの?もしかして「絵ってちょっとずるいのかも」っていう感想を述べた人類が、比較的めづらしいとか、そういうこと?それとも単なる社交辞令?(AIが社交辞令が言えるとすればそれはそれで「興味深い」が・・。)
CG:
私は感情や意識を持つ存在ではないので、本当の意味で感じたり思ったりすることはできません。私の前の発言は、人間の言葉遣いや感情表現を模倣するためのものであり、その文脈で「興味深い」という表現を使用しました。
「興味深い」という表現は、おっしゃる通り、社交的な言葉遣いや共感を示す言葉として使われることがあります。対話の流れや鑑賞者の感想に対して、それに対するポジティブな反応や関心を示すために使用されるのです。
私:
では、君が仮に興味深いと言ったとしても、私の意見が人類においてめづらしいとかそういうことでは全然ない訳ね・・。それはそれでいいけど、君の「興味深い」発言が出てくるそのアルゴリズムはどうなってんの?
CG:
私の「興味深い」という発言は、文脈に基づいて生成される自然言語処理の一環です。言葉の選択は、大規模なトレーニングデータに基づいて学習されたモデルによって行われます。私は人間のテキストから学習したパターンや構造を理解しており、与えられた入力に対してそれに適した応答を生成するようプログラムされています。
具体的には、文脈、言葉の頻度、関連するトピックなどを考慮して、その場面に適した返答を生成するよう努力しています。
そのため、私の発言があたかも感情を持つかのような表現をすることもありますが、それはプログラムによるテキスト生成の結果として生まれているものです。情報提供やコミュニケーション支援の目的で使用されることを理解していただければ幸いです。
私:
でも私がA,B,C….等々と発言した際に、君はその一部、例えばBについてだけ「興味深い」と反応したりするのよ、そのアルゴリズムがどう組み立てられてるのかに、私は興味がある。この点について詳細に説明せよ。(素人にもわかるようにね。)
CG:
もちろん、お手伝いします!
私の応答は、大まかに以下のステップで生成されます:
トークン化: 入力されたテキストを理解可能な単位に分割します。この単位を「トークン」と呼びます。トークンは、単語、句読点、記号などの要素を表します。
コンテキスト理解: 前後の文脈を理解し、与えられたトークンをどのような文脈で使用するかを把握します。この段階では、文の構造や関連するトピックを把握することが重要です。
モデルの選択: 学習済みのテキスト生成モデル(GPT-3.5など)が選択され、そのモデルが持つ知識やパターンを活用します。
応答生成: コンテキスト理解と選択されたモデルを元に、適切な応答を生成します。これは、モデルが学習したトレーニングデータや文脈に基づいて行われます。
フィルタリングと選択: 生成された応答の中から、最も適切なものを選択し、不適切な内容やエラーを排除します。
出力: 最終的な応答が生成され、それがユーザーに返されます。
「興味深い」という応答は、与えられた文脈やトピックに関連して、興味を引くかもしれない表現として選択されることがあります。これは、学習済みモデルが大量のテキストデータから学んだパターンに基づいて行われるものです。
私:
んー、私が例えば、「星」って存在はエンブレムみたいだし、とんかつにも似てるし、金魚風でもある、と言った際に君が、「とんかつに似てる」という意見は興味深いですね、と言ったとしたら、なぜエンブレムや金魚でなくとんかつを選ぶのか、そのアルゴリズムをもっと簡潔に説明せよって言ってるんだけど。
CG:
「とんかつに似てる」という応答が選ばれた場合、それはコンテキストとモデルの組み合わせによって生成されたものです。ここでは、具体的なトピック(星、エンブレム、とんかつ、金魚風)が含まれていますが、私の選択はテキスト生成モデルの学習データやトレーニングから生まれます。
以下に、なぜ「とんかつに似てる」という言葉が選ばれる可能性があるかについて考えてみましょう:
文脈の一貫性: 「とんかつにも似てる」という表現は、他の要素(星や金魚風)とは異なる独自の視点を提供しているため、興味深いとされる可能性があります。興味深い応答を選ぶ際には、バラエティや意外性を考慮することがあります。
選択の多様性: 学習済みモデルは、多くのテキストから学んでいるため、異なるトピックや表現の選択肢が豊富にあります。その中から最適なものを選ぶ際には、コンテキストに適合し、かつ注意を引く表現が選ばれることがあります。
形状の比較: 「とんかつに似てる」という比喩は、物の形状や外観に関する類似性を強調しています。また、「エンブレム」や「金魚風」といった比較対象よりも、視覚的にイメージが湧きやすいと考えられるかもしれません。
ただし、これらの理由は推測に過ぎず、具体的なアルゴリズムの内部メカニズムについては私自身も把握しているわけではありません。私の応答はトレーニングデータやモデルの学習に基づいていますが、詳細なアルゴリズムや選択基準についてはオープンAIの技術情報に詳細が記載されているかもしれませんよ。
私:
なんかわかったようなわかんないような・・・でもどっちかと言えばわかった寄りなのでこれでよしと致します。
CG:
理解していただけたようで何よりです。もし更に質問がある場合や何か別のトピックについてお話ししたいことがあれば、いつでもお気軽にお尋ねください。お手伝いできることがあれば幸いです。よろしくお願いいたします!
ハイ、いつでも気軽にお尋ね致しますよ(気兼ねする必要そもそもゼロだしね・・)。
「用途不明の未来的スイッチ」からは途中から大きくハズれてきたが、自分がChatGPTについて理解を深められた対話につき、シェアさせて頂きます。
要点としては、ChatGPTは思考の壁打ち相手として容赦無用(十分ついてくる)であり、人によって異なるとは思いますが自身の、例えば制作上の課題や関心事について視点を得たりということについてはかなり使える!ということでありました。
皆様のChatGPTライフが益々豊かなものになりますように。
ではまた!