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今年のキャンプと温泉を振り返る前半

いよいよ今年も残すところあとわずかとなりました。
今年のキャンプもコロナ禍の中で直前のキャンプ地の閉鎖、他県の方お断り等々で、野宿もあったりと若干の試練もありました。
それでも年間45泊をテントで過ごしまずまずの1年だったかなと思います。
キャンプの詳細は別のブログに書いているのですが、今年のキャンプと温泉のコラボを写真も添えながら振り返ってみようと思います。

遠隔地まで出掛けて毎度温泉宿泊というのも豪勢ですが、資金面で続きません。湯治というリーズナブルプランもありますが、二人分となると我家ではテントを担いでキャンプに軍配が上がるようです。
ここに紹介するキャンプ場は基本的には設備等は最低ラインで、昨今流行の高規格キャンプ場とは一線を画しますので、そこを踏まえてご覧ください。

GW燕岳

私達は登山時代からの小さな山岳テントと夏、冬のシュラフとマット、調理器具、ヘッデンがあったので、それに大型テント、ストーブ、椅子、テーブル、クーラーボックス、ポータブル電源、車載冷蔵庫、ランプ、照明などを買い足しましたが、基本テントと寝具と照明があれば寒い季節でなければ始められます。寝具も車であれば、自宅使用の物でも使い回しできます。

では振り返りを

1月

*本栖湖キャンプ場(山梨)
通常は4~11月が利用期間ですが、今年は1月まで延長がありました。
来年度は冬季延長はないようです。広大な敷地に自由に場所を見つけてテントを張れる自由度の高いキャンプ場です。車乗り入れ可で一人用テント¥2000~

この広場と樹林サイトがあります

富士五湖周辺は、日帰り温泉施設の西湖の”いずみの湯”、スーパー銭湯的な、道の駅なるさわの隣”富士眺望の湯 ゆらり”あたりでしょうか。

R52を南部町まで南下すると源泉かけ流し温泉佐野川温泉があります。
アルカリ性の単純硫黄泉で宿の近くから自噴していて、冷泉と加温の源泉かけ流しで夏場は特に気持ちがいいです。

2月

*朝霧ジャンボリーオートキャンプ場(山梨)
通年営業のキャンプ場で、私達には珍しい高規格キャンプ場です。
富士山と星空とのコラボは開けている朝霧高原ならではです。
トイレはホット便座、水場も大きなサイトごとにあります。
水場の水は富士山の天然水です。
1.2月の休日前でもレギュラーシーズンの料金になる為、冬季のみ利用しています。サイト使用料(ネット割)¥1650+大人一人¥1100

オリオンと冬のダイヤモンド

この界隈はどうしても温泉難民になってしまいます。
近くには日帰り入浴施設の”風の湯”があります。
泉質にこだわるなら佐野川温泉一択かな。

3月

*丸火自然公園グリーンキャンプ場(静岡)
富士山の南面に展開し、富士山から流れ出た溶岩をそのまま残した野性味あふれる公設のキャンプ場です。
通年営業で、冬季木々の葉が落ちると富士山の頭だけを見ることができます。野鳥の宝庫で野鳥観察の人達も公園内を散策できます。
1サイト4人まででサイト使用料は¥1000、キャンプ場内通路は溶岩で岩ボコなので、駐車場からサイトまでの運搬が手運びか一輪車しかないので、かなりの難行苦行を味わえます。

写真は4月です
3月はエナガの巣作りの時期でもあります

こちらも近くに中々温泉に恵まれないのですが、”野草風呂よもぎ湯”が富士市にあります。
御殿場市にはアルカリ性単純温泉の”御胎内温泉健康センター”
箱根にぬけるなら単純温泉の”富士八景の湯”がR138乙女峠手前にあります。
私達は強羅温泉まで出向いて国民宿舎 箱根太陽山荘に向かいます。
白濁し、硫黄臭漂う源泉かけ流し温泉です。

HPよりお借りしました 桧風呂

4月

*樽尾沢キャンプ場(長野)
箕輪ダム下流の広場2ヶ所に分かれて展開する公設のキャンプ場です。
4月上旬~11月上旬まで水道が使えるようになるので、その期間がキャンプ時期となります。2ヶ所のキャンプ場に対して和式トイレが1つしかないこと、駐車場もサイトの広さの割には少ないので、ゆったりと利用することができますが敷居は高いです。
11月になると箕輪ダム界隈やキャンプ場ももみじが鮮やかに色づいて見事です。近くの上ノ平城跡にはすばらしい1本桜があります。
箕輪町役場に事前申込みが必要で無料です。車は所定の駐車場に置きます。
(昨年度は土砂崩れで8月のお盆からキャンプ場が閉鎖になりました。来年4月より使用可能になります。

写真は昨年10月です
上ノ平城跡の1本桜

辰野町方面に下ると、たつのパークホテルの中に”荒神山温泉”があります。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で、大浴場には加温と源泉の湯舟があります。箕輪町には、”みのわ温泉 ながたの湯”があり、泉質は同じくナトリウム-炭酸水素塩温泉です。

私達は帰り道が逆方向なので、よく利用するのは甲府方面の温泉施設です。まだ肌寒いこの時期は甲府市の温泉銭湯、草津温泉に向かいます。
源泉47℃の掛け流しの高温浴槽と42℃まで冷ました浴槽と小さな露天風呂からなりますが、いずれも熱いです。
泉質は旧泉質名でラドン含有、芒硝、重曹、食塩泉となっていました。
なめらかでとてもよく暖まります。

サイトよりお借りしました 草津温泉

5月

南紀方面に遠征したので、新たなキャンプ場と温泉の出会いがありました。

*一枚岩自然公園のキャンプ場
当初串本町にある潮岬望楼の芝キャンプ場を予定していましたが、なんとコロナ禍で閉鎖中、間際にHPを確認しなかったのでかなり慌てます。古座川流域の河川の無料キャンプサイトを当たりますが、やはり使用禁止の立て札が。。。
最後の希望で一枚岩自然公園のキャンプ場に電話すると、あと1サイト残っていると言われ大急ぎで予約します。
区画サイトは6サイト、フリーサイトは河原なのですが、駐車場がないので4張位しかできなかったような。遠征初日やっと落ち着けたのです。
しかし夜半に土砂降りとなり、増水の危険もあるため管理人さんが何度も見回りに来てくれました。(ダムサイレンが鳴ったら避難です)
今年5/31まで¥1000でしたが、以降¥2500になっていました。

フリーサイト
牡蠣がめちゃ安で10個買いました、完食

*小舟梅林キャンプ場(三重)
2日目は那智大社参拝の後、予約不要の田辺川湯キャンプ場を目指したのですが、なんと熊野川対岸に多くのテントが張ってある小舟梅林キャンプ場を発見。もうやっているだけで感謝、こちらのキャンプ場に飛び込みました。
地元の方が管理してくださり、公衆トイレもあり無料です。
感謝なくして使えないキャンプ場です。トイレにはぜひ寸志をサイトはきれいに使いましょう。

トイレから一番遠い所が空いてました

キャンプ場には2泊して熊野本宮大社を参拝、ぜひとも湯の峰温泉に行きたかったのですが、改装中ということで諦め、熊野市の湯元山荘 湯ノ口温泉に向かいます。山中に一軒だけの入浴施設で、こちらも素晴らしいです。
熊野材をふんだんに使った外観と浴室はナトリウム・カルシウム塩化物泉で湧出量1,120ℓ/分泉温44.7℃ が源泉からそのまま掛け流されています。加温、加水一切なしです。

HPよりお借りしました

*いずみ湖キャンプ場(長野)
下諏訪町が管理している公設のキャンプ場です。
春の山菜採り、秋の落葉松の紅葉、カヌーやテニスコートなどもあって総合的に楽しめ、また裏山の大見山へちょっとしたハイキングもできます。下諏訪町に事前申込みが必要で無料で利用できます。

山菜の天ぷらを作ります

諏訪湖に下っていくと下諏訪温泉、上諏訪温泉とよりどりみどりでが、今回は岡谷温泉の美肌の湯 ロマネットです。ローマ風呂みたいな円形で中央から噴水型の湯口から温泉が出ています。足元の玉石が片倉館のように敷き詰めてあって、刺激が中々心地よいです。
単純泉(弱アルカリ泉)で加温加水なしの源泉かけ流しです。メタケイ酸が132mgもあるのでツルトロスベスベ温泉です。ロウリュウサウナも経験できるみたいです。

HPよりお借りしました

6月

*県民の森グリーンロッジキャンプ場(山梨)
南アルプスの前衛、櫛形山の中腹に位置し、櫛形山への登山基地でもあります。南アルプス市のエコパ伊奈ヶ湖が管理しているようです。
北伊奈ヶ湖にオートサイトもありますが、利用したことはありません。
フリーサイトはグリーンロッジの裏手の杉と赤松の林の中にあります。
通年営業ですが冬季は水道・トイレが止まるので、道路を挟んだウッドビレッジでトイレを借りるようになっています。
事前の電話予約と、当日は先着順の受付でサイトが決まります。
1サイト¥300、一人¥200で使用できます。全20区画の静かなキャンプ場です。

氷の張った北伊奈ヶ湖まで散策できます

車で25分程下ると韮崎旭の湯があります。
温湯の泡付きの源泉かけ流しで有名で、いつもお客様が絶えません。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で泉温:40.5度 / 湧出量:393リットルの加水加温なしなので、冬場はぬるく感じますが、じっくり浸かることでぽかぽかになります。

HPよりお借りしました

さらにさほど離れていない甲斐市に温泉銭湯の玉川温泉があって、目下お気に入りです。田んぼの真ん中にあって大抵空いています。
泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉でやや鉄臭があります。
湯舟は2種類あって、源泉かけ流しが薄茶色、加温のジェットバスが白濁です。なんといっても放出量がすごくて洗い場に放流という感じ。pH7.7のつるすべのお湯が、泡と共にじんわりまとわりついて最高です。

甲斐市、甲府市界隈には素晴らしい温泉施設が目白押しなので、さらに開拓していきたいです。

後半に続きます






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