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温泉はマグマからの贈り物
地図をつぶさに眺めてみると、フォッサマグナ地帯には数多くの温泉地が密集していることに気づく。
地球のダイナミックなプレート運動によって大きな溝ができ、そこに新な火山活動での堆積物が詰まっている場所という認識で、単純に火山からの恵みと据えるより、私はやはり地球の裂け目からの恵みと捉えたい。
フォッサマグナ糸静線北部を担う糸魚川沿いには、いくつかのひなびた温泉地が連なる。
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キャンプ2日目に塩の道温泉を訪れた。
ネーミングからはひなびた温泉地をほうふつとさせますが、糸魚川シーサイドバレースキー場のホワイトクリフという宿泊施設内にあります。
内湯のみのこじんまりとした温泉ですが、湯船窓から田んぼの広がる風景です。
玄関でアルコール消毒と、受付で体温を測り名前を記入する念入りな対応で、連休中ですが先客が1人のみで空いています。
泉質はナトリウム−炭酸水素塩泉で、循環ろ過で気づかないくらいな塩素臭もありますが、とろみの強い温泉です。
循環ろ過は少し残念ですがオーバーフローしており、洗髪したかったのでよしとします。パナソニックの強力なドライヤーがありがたかったです。
入浴料¥510
温泉:★★★★
3日目は雨飾温泉です。
テントを撤収し8時過ぎの早い時間なので、断られるのを覚悟で向かったら、気持ちよく入浴させてもらえました。
玄関でアルコール消毒と検温をします。
車道が通ったのが平成11年で、それまでは登山道を歩いて向かう山小屋で、
この場所に一軒しかない電気も通わない秘湯の一軒宿です。
100年以上の豪雪に耐えてきた堅牢な骨組みが雪国らしく、(改築してます)お料理も山の物が主体なようで、泊まってみたい山荘です。トイレも清潔です。
長野県の小谷にある雨飾荘とは別の山小屋です(念のため)
左手廊下からお風呂に向かいます。庭から見ると左側の三角屋根の建物がお風呂場のようです。
建物から山道を少し登った所に48℃の源泉があるようで、そこから引いてきたお湯は、加水、加温なしの文字通り源泉掛流し。
湯口は竹筒を通さず、岩から直に流れてきていました。
浴槽の木のぬくもりがお湯となじんで、思わず瞑想したくなります。
泉質は炭酸水素塩泉でやや塩気を感じ、とろみもあって、いつまでも入っていたいお湯です。
湯量を調節しているのか、オーバーフローは少なめでした。
実際の湯量は毎分77Lで、山荘の規模に対して多めです。
山小屋ですが、シャンプー、ボディソープもありました。
外に出ると、こじんまりとした露天風呂、混浴の”都忘れの湯”があります。
内湯よりやや低い40℃のお湯みたいです。
外から丸見えなので入らなかったですが、ちょっと心惹かれます。
入浴料¥500
温泉:★★★★★
近いのでひすいの湯もレポします。
こちらを訪れたのは昨年の秋、高浪の池キャンプ場でキャンプした帰りでした。
地下1000メートルから約97℃のお湯が毎分1500Lも自噴しているのに源泉掛流しではありません。なんでだろう???熱すぎるからなのかな。
なんだかすごくもったいないお湯の使い方に感じます。
泉質はナトリウム-カルシウム・塩化物泉で、石油のような香りがかなり強いです。
強めな塩・苦味がする化石海水系の温泉は強烈という感想です。
相方はこの香りが苦手なようで、ちょっと相方は評価低めですが、新潟の温泉はこの油香のするところ意外とありますよね。
内湯も露天風呂も広めでお風呂の種類もいくつかあります。
露天風呂の方が若干低めですが、内湯は熱かったような。
昨年は¥800だったのが少しづつ値上げされていて¥1000はちょっと高めかな。
温泉:★★★
ひすいの湯の画像のみHPからお借りしました。