公益法人は縛りプレイ
色々と問題が指摘されていた公益法人制度。今後見直しが行われる予定です。
なんとかメガネの岸田さんが掲げた「新しい資本主義」の中では、「民間も公的役割を担う社会を実現」することが柱の一つとなっており。
現在の公益法人は、イメージ的には民間と、公の機関の丁度半々位の立ち位置です。
まーなんせ事業に縛りが多くて、自由な活動が難しかったわけです。
一番わかりやすいのは収支相償。公益目的事業が赤字でないといけないという。これを忠実に守って収支構造を設計していくと、ただただじり貧の法人の出来上がりです。
まー実際は、現場レベルで、単年度の黒字を必要以上に問題視して注意喚起をされてしまって、みんなビビッてたって感じですが。
河野太郎さんが就任されたときにここをすぐに是正するようアナウンスしたのはさすがだと思いました。現場をよく理解されてるんだろうと、個人的には思います。
後は、公益法人は新しい事業をするときには、事前に承認が必要だったりします。こんな時代にそぐってないですよねぇ
後は、遊休財産の制限(1年間の事業費以上に、流動的な資金をもってはいけない)とか、事業費率の制限(公益目的事業が全体の半分の規模じゃないといけない)とか、色々な縛りプレイがあります。
ここから個人的な意見ですが、正直言って、公益法人って大体、公務員の天下り先ですから。そんなにアグレッシブな人はいなくて、だいたい3年位の任期をとにかく音沙汰なくと考えているのが大多数で。
考え方が保守的過ぎて、民間と戦う市場競争力なんかありません。
ここにメスを入れてもあまり効果はないのかなと。意欲のある民間が、どんどんがんばったらいいんじゃないですかね。
終わりです。