こんなサービスあったらいいなから始まった〜新規事業CO-ODE(コ・オード)の立ち上げまで〜
株式会社ジール マルチクラウドデータプラットフォームユニット所属の横山と申します。
今回は、2020年7月にリリースしたデータ提供サービスのCO-ODE(コ・オード)についてきっかけ~リリース、その先までをまとめてみました。
これから事業を立ち上げる方へ、新しいことに挑戦する方へ少しでも参考になることがあれば幸いです。
1.事業アイディアのきっかけは身近なところから
私が会社の新規事業アイデアコンテスト※という制度を知ったのが当時入社2年目の2018年頃。
ちょうどその制度がはじまった第一回の授賞式が行われ、数々のアイディアと最優秀賞が発表されていたとき、その光景を遠くで眺めながら「次回は挑戦してみたい、自分が作ったサービスで誰かの役に立ちたい」と熱いものがこみ上げてきたのを覚えています。
そこから半年は、どんなサービスを立ち上げたいのかと事業アイディアを日常の生活や、プロジェクト内で考えるようにして過ごしていました。日常での小さな不満、「こうだったらもっと良いのに」と感じたことはメモすることにしていました。
そんな中、携わっていたあるプロジェクト内で外部データと連携させて自社のデータを比較して分析したいという要件が上がってきました。
まずは気象データを利用したいとのことで、取得方法を検討していたとき、「このデータはなんて人海戦術を駆使しないといけないのだ・・」と、もしかすると運用に耐えられないかもしれないという懸念を抱きはじめました。
そこから他の外部データ(主にオープンデータ)についても調べていき、簡単にはデータ取得できない状況であること、取得してもある程度はプログラムを組んで加工が必要になることを知りました。
また、他に類似しているサービスはその当時はなく、外部データを利用する際には各社毎に同様な加工を実施してデータを取得している状況でした。
そこから事業アイディアとして、”外部データを取得する際の手間や加工をなくしデータを提供するサービス”を立ち上げたいと決めて、新規事業コンテストへ向けて準備をして挑み、2019年に最優秀賞をいただくことができました。
※1:新規事業アイデアコンテストについては下記記事をご覧ください。
2.誰かに利用されてはじめて価値あるサービスに
最優秀賞をいただいてから事業立ち上げまでの準備期間は約1年間。
今思い返すと、与えられた準備期間でどこまでやり遂げられるのかが勝負だと考えて、自分を奮い立たせていたように思います。
リリースまでに必要なことを洗い出し、サービスの構成を決めて開発に取り掛かり、後ろから逆算して計画を立てて上司や社内のあらゆる部署の方の協力を仰ぎながら進めていきました。
入社3年目だったこともあり社内で接点のない方がほとんどでしたが、快く協力していただいたおかげで、2020年7月に無事リリースすることができました。
リリースしてから営業、販促活動も経験することができ、迷いや不安もありましたが、はじめてユーザーから受注をいただけた時はとても嬉しかったです。
正直なところ誰にも利用されないサービスのままでは意味がないと思っていたので、サービスがお客様へ受け入れられてはじめて価値あるものになったのだと、改めて感じる瞬間でもありました。
3.CO-ODE(コ・オード)のサービスご紹介
ここで少しサービスのご紹介をさせていただきます。
サービス名の由来は“co-operative data enroll service“
造語の意としては、“データをオードブルの様に手軽に扱えるようにするサービス”です。
オープンデータや外部データを提供するサービスで、利用ユーザーはすぐに加工したデータを取得でき、取得したデータは自動更新されるサービスになります。
現在では、小売業、建設業、鉄道業など様々なお客様にご活用いただいています。
【サービスの特長】
【主な取り扱いデータ】
※2023年3月時点
詳細はホームページをご覧ください。
4.さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
私自身、CO-ODEの立ち上げを通して大きな成長に繋げることができました。
もちろん挑戦するときのワクワクした楽しくて強い気持ちだけではなく、時には不安や逃げたいと思うこともありましたが、その怖さに立ち向かい1つ1つ乗り越えていくことで成長していけたのだと思っています。
今後もCO-ODEサービスの発展に向けて前向きに取り組み、お客様に寄り添ったデータ提供サービスを継続していきたいと思っています。
最後に、提供データに興味のある方は是非ジールまでお問い合わせください!
また、将来的に新規事業にチャレンジしてみたいという熱い想いを持った方が活躍できるフィールドがジールにはあります。そのような想いを持った方と一緒に働けたら嬉しいです。