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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【5月26日㈬~6月1日㈫】

5月28日から渋谷HUMAXシネマ『ファンタスティック・プラネット』の上映が始まりました。本作の大ファンである、同劇場のスタッフの方の熱いラブ・コールで実現した昨年12月の1週間限定上映が満席続出の大好評だったのを受けて、半年を待たずに再度上映の運びとなりましたが、今回も29、30日の土日の上映全4回が、すべて満席となる好スタートを切ることが出来ました。

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館内装飾もご覧のとおり、『ファンタスティック・プラネット』一色!土曜日に、指原莉乃さんがMCを務めるテレビの情報番組「ゼロイチ」で紹介して頂けたのも大きかったです。お笑いコンビ、チョコレートプラネットの長田さんが、元々本作のファンであるというのはネットで知っていたのですが、作品の魅力をコメントするためお二人そろってVTR出演。長田さんは今回の公開に際して作ったTシャツも着てくださってました。チョコレートプラネットというグループ名の「プラネット」が、(一部)本作に由来している、という告白に、相方の松尾さんもビックリ。SNS上でも盛り上がりを見せました。

今回の上映で初めて作品の存在を知った方が、多く劇場に足を運んでくださっている様子も垣間見られ、嬉しい限り。今回は、少なくとも3週間は上映が続きます。6月11日からは宮城京都福岡、12日からは大阪での上映も始まります。ぜひ劇場の大きなスクリーンで体験してみてください!

トップ画像は、今回の公開に際して、中西怪奇菓子工房。さんが作成した特製クッキー。劇場で販売中です。私も初日の立ち会い時に買いました。食べるのが勿体ないですが、賞味期限があるので早めに食べないと!

さて。先週、今週は、7月3日の公開に向けて『わたしはダフネ』のフェデリコ・ボンディ監督のインタビュー取材も行われました。去年5月のイタリア映画祭に合わせて来日していただくはずだったのですが、コロナのために中止。公開を1年延期して、「今年こそ来日を!」と願っていましたが、今年も実現せず。最終的にリモートでのインタビューに応じて頂くことになりました。ご自宅の書斎で、書棚をバックにしてのインタビューなので、思わずどんな本が並んでいるのか盗み見たくなってしまいました。現在の監督のベースはフィレンツェだそうなので、窓の外の様子も頼んで見せてもらいたかったけど(フィレンツェだからと言って、景色が風光明媚とは限りませんが…)、初めてお目にかかるので、通訳さんを通じてもそれは頼めなかったのでした。

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こちらはリモート取材の様子。左は弊社宣伝スタッフ、右はイタリア語通訳の方です。左のPC画面に、監督の姿と背景の書棚が確認出来ます。

監督は過去に二度日本に来たことがあるそうで、一度はドキュメンタリーの撮影のため。世界各地の宿場を描く連作の日本編の監督を担当し、木曽路に長らく滞在したそうです。それが2002年に発表された「SOSTE JAPAN」(日本に停車する、というような意味でしょうか)という作品。リンクを送ってくれるそうなので、ぜひとも観てみようと思います。

今回、2日間にわたって行われたインタビューは、公開が近づいてきましたら、新聞各紙、ウェブでお読み頂けると思います。詳細はツイッター等でお知らせしていきますので、楽しみにお待ちください。そして!近々主演のカロリーナ・ラスパンティさんともオンラインでお会い出来る予定。ドキドキです。

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最後に。30日の日曜日はアニエス・ヴァルダ監督の、生きていれば93回目の誕生日でした。毎年カンヌ映画祭が終わってひと段落つくと、そろそろヴァルダさんの誕生日か…と思い至ります。去年、今年と5月にカンヌが無いので、うっかり忘れるところだった…。現代書館から出ているフェミニズム入門ブック「シモーヌ」のvol.4が間もなく発売。今号は【アニエス・ヴァルダ 記録する女】と題して70P以上の大特集が組まれています。執筆陣も多彩で読み応えたっぷり。ご興味ある方はぜひ!

                     texte de daisuke SHIMURA

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