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水平・垂直思考という思考アーキテクチャ
今回のお話
仕事の施策を検討してどんどんアイデアに対して深掘りして考え尽くして実行した結果全然ハマらなかった経験ってありませんか?
それは水平思考が足りなかったのかもしれません。
またアイデアを広げすぎて細かいところまで考え尽くせなかったことはありませんか?
それは垂直思考が足らなかったのかもしれません。
今回は水平・垂直思考について考えていきます。
アイデアのアーキテクチャ
良い施策というのは環境要因が大きな要因かもしれません。
ただ、その環境に当てはまるようアプローチしたのも事実であり、そこに至るまでには様々なことを考えたことでしょう。
アイデアとは「良い」問いの元での仮説であり、あるシーンでしか効果を発揮しないものです。
であるとするならば、「良い」問いの設計をするには何が必要なのでしょうか。
個人的に水平・垂直思考だと考えています。
水平思考:問いの横幅を広くする考え方
垂直思考:問いの奥行きを深くする考え方
簡単にはこのように捉えていて、問いのアーキテクチャをより良くするにはどちらの考え方もバランスよく持つ必要があります。
どちらかしかない場合、水平思考のみの場合は広げた風呂敷畳めず、垂直思考のみの場合は抜け漏れが発生するということになります。
どちらの思考もバランス良くもつことの目的は、施策の効果を高くすることです。
目的は施策が意図する効果に対してどのくらいのインパクトを与えうるかということで評価してあげるということです。
効果の判断基準はまた考えるとして、広さと奥行きを出すことで問いの面積=視野の広さを広くしていくことが重要になってきます。
さてではどのように両思考を身につけていくかですが、トレーニングあるのみと言えるでしょう。
垂直思考は、論理的思考そのものであるため、さまざまな論理的思考の書籍を紐解いて練習することで身につけられます。
水平思考は、直感的思考そのものなので様々なアウトプットに触れるのが良いでしょう。映画やアニメといったエンタメからスポーツや政治経済とあらゆることから学べます。
より事業に活かすという意味では競合他社と呼ばれ企業のみならず同じビジネスモデルや構造をもつ業界や企業の打ち手から逆算的になぜその打ち手をしたかという打ち手トレースをすると良いでしょう。
また打ち手トレースについては今度考えて記事にします。
最後に
根本的には色々なことを色々な角度から見て深く考えるということが好きかどうかというのは重要な要素かもしれません。
どの分野においても色々なインセンティブでスキルを高められることはできますが、どのインセンティブよりも自分が好きでしかたないことが最もよいインセンティブのように感じます。
水平思考も垂直思考も得手不得手があるかと思います。
自分がどちらの思考が好きか考えた上でどちらもバランスよく身につけ好きな方を更に尖らせていくというのが最適戦略であるように感じます。
それでは、また。
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