企業コミュニケーション研究会“ざわざわ”

「ざわざわ」は漢字で書くと「雑話座輪」。CC(Corporate Communication)ツールの制作に携わる実務家をメンバーに、CCとりわけIC(Internal Communication)の諸課題を「実務」と「経営」の両面から語り合っているグループです。

企業コミュニケーション研究会“ざわざわ”

「ざわざわ」は漢字で書くと「雑話座輪」。CC(Corporate Communication)ツールの制作に携わる実務家をメンバーに、CCとりわけIC(Internal Communication)の諸課題を「実務」と「経営」の両面から語り合っているグループです。

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“ざわざわ”とは

“ざわざわ”は漢字で書くと「雑話座輪」。私たちはCC(Corporate Communication)ツールの制作に携わりながらCC、なかでもその土壌となるIC(Internal Communication)のより良きあり方に深い関心をもつ実務家たちでつくるグループです。 そんな私たちの「雑話(ざわ)」の中から生まれ出たさまざまな知恵を、CCの実務に携わる多くの担当者や管理職、さらには経営者の方々と共有したい。「座輪(ざわ)」を広げたい。そして日本中の企業とそこで働く人たち

    • 【人に学ぶ】「経営者脳」と「現場脳」を自在に行き来する楽天グループのスーパーコミュニケーター Part 1

      世界100か国以上の人が働く楽天グループで社内広報を担当し、動画ニュースの制作を手掛ける小泉和美さん。「楽天らしさ」を大切にしたコンテンツ作りを追求し、朝会やチャットメディアを活用することで、社員たちの“同じ仲間である意識”や“拍手を送る機会”を日々創出しています。その情熱とリーダーシップは、社員にはもとより、インターナル・コミュニケーション業界にも好影響を与えていることは間違いありません。 小泉和美(こいずみ  かずみ)さん(写真下段中央) 2000年楽天グループ入社、対

      • 安易に使ってない? 「エンゲージメント」と「一体感の醸成」〈後編〉

        はじめに 社内報関係者のみなさん、こんにちは。 また、お会いしましたね〜。 前編では、「エンゲージメント」についてざわざわしましたが、 後編では、「一体感」について議論します。もちろん今回も、AI君にちょこっと参戦してもらっていますよ! 一体感は「自然な形で」醸成されるべき by AI漱石センセイ 前田: 「一体感の醸成」って、「エンゲージメントの向上」と同じくらい、テンプレート的に使われるシーンが多いけど、これもなんだかモヤモヤ感があるんですよね。 井上: 「一

        • 安易に使ってない? 「エンゲージメント」と「一体感の醸成」〈前編〉

          はじめに 社内報関係者のみなさん、こんにちは。 ここ数年、社内報の発行目的や特集企画の目的として「エンゲージメントの向上」や「一体感の醸成」を挙げる企業がとても多くなっています。 でも、みなさんは、これらの概念をきちんと説明できるでしょうか。 そもそも、「エンゲージメント」ってどういう意味? どういう状態になっていれば、「一体感がある」と言えるの? “ざわざわ”メンバーの私たち自身も、ちょっとアヤシイ(かもしれない)。 そこで、今回はオンラインでの議論を踏まえ、誌上

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          パーパスが浸透しない!をミッション、ビジョン、バリューの関係性から考える

          はじめに近年、企業の存在意義を表す「パーパス」という概念が注目を集めています。多くの企業がパーパスの策定に取り組み、対外的に発信するようになりました。しかし、その一方で、パーパスの社内浸透に苦心する企業も少なくありません。パーパス経営の課題と有用性について、ざわざわしました。 定義の曖昧さ企業のステートメントを並べてみてもパーパス、ミッション、ビジョン、バリュー(PMVV)の区別は往々にして曖昧です。 例えば、 「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」(

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          【企業に学ぶ】帝国データバンク史料館へ

          <ご隠居が行く!~落語deざわざわ:番外編~> 今回は、大真面目な大人の社会科見学に“ざわざわ”の面々と共に、ご隠居も同行しました。もちろん、若い衆もお供します。 ※【落語deざわざわ】とは、現代のさまざまな諸問題を古典落語の演目にこじつけて論じるコンテンツです。基本的に「若い衆(わかいし)」と「横丁のご隠居さん」との会話スタイルで展開(例外もあります)します。気軽な読み物(時々深いかも)としてお楽しみください。 若い衆: ねぇねぇご隠居~。『落語deざわざわ』って、ま

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          【人に学ぶ】番外編 イラストレーター・いとう良一さんにざわざわ!

          いとう良一さんへのインタビュー〈前編〉〈後編〉を終えて、「ざわーず」こと企業コミュニケーション研究会「ざわざわ」が感想を語り合いました。私たちメンバーは全員が企業の社内報に関わっていますが、職業は広報アドバイザー、デザイナー、ライター、映像制作プロデューサー、web制作プロデューサーと多彩。それぞれに、いとうさんのプロフェッショナルとしての考え方に共感したようです。 ※いとう良一さんへのインタビューは、Zoomで実施しました。一番左の列、上から二段目がいとうさん。他はチームざ

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          【人に学ぶ】商業イラストと自分の作品の二刀流を貫いて

          イラストレーター・いとう良一さんに聞く〈後編〉 「ファンタジー・ナンセンス」で独自の世界観を構築するイラストレーター、いとう良一さん。〈前編〉では、これまでの作品や表現や、企業広報担当者がイラストを発注するときのポイントなどを伺いました。〈後編〉は「プロのイラストレーターとは」「AIの登場によってイラストレーターの仕事はどう変わるか」「いとうさん自身が今後どんな創作活動をしていきたいか」などをざわざわメンバーが聞きました。 【プロフィール】 いとう・りょういち それぞれ

          【人に学ぶ】商業イラストと自分の作品の二刀流を貫いて

          【人に学ぶ】ありえない世界を描くには、設定がリアルであるほど面白い!

          イラストレーター・いとう良一さんに聞く〈前編〉 さまざまな商業イラストで実績を積むかたわら、ファンタジーをリアルなタッチで描く「ファンタジー・ナンセンス」で独自の世界観を構築するイラストレーター、いとう良一さん。その創作の秘密や、企業広報担当者がイラストを活用するときのポイントなどを聞きました。 【プロフィール】 いとう・りょういち リアリティーを追求するために、徹底的に文献を調査 ——新作の『白昼夢〜Daydream〜』(いしだえほん)は、いとうさんのイラストのエッ

          【人に学ぶ】ありえない世界を描くには、設定がリアルであるほど面白い!

          【人に学ぶ】「やりたいから、好きだから、思いのままに」番外編

          Part1・Part2の2回にわたってご紹介したIC業界のキラキラ星お2人のお話を聞いて、感じたこと、考えたことを、企業コミュニケーション研究会「ざわーず」のメンバーが語ります。それぞれの専門分野や経験に基づいて、さまざまな角度からツッコミます。 楽しんでいるお2人からもらった元気と刺激 お2人の圧倒的なエネルギー量に聴き入ってしまい、あっという間のインタビュー時間でした。お2人の仕事に向き合う環境は違っても、周りの人たちを共感させる魅力は一緒のような気がしました。前提にあ

          【人に学ぶ】「やりたいから、好きだから、思いのままに」番外編

          【人に学ぶ】「やりたいから、好きだから、思いのままに」Part 2

          菊地美佐子さんと間瀬理恵さんのお話の後半は、少し視野を広げ、今の仕事についてや、ダイバーシティ、女性活用、企業風土とICなどについて聞きました。さらに、仕事と育児のバランスや仕事の進め方など、お2人のキラキラの秘密に迫ります。 【インタビュイーのお二人】 現在の仕事とこれから ——菊地さんは、新しいお仕事に就いて、どんなことを感じていらっしゃいますか? 菊地: 広報の女性陣へのアドバイスにつながるかもしれませんが、社内報をはじめ広報業務を離れる時にかなり後ろ髪を引かれ

          【人に学ぶ】「やりたいから、好きだから、思いのままに」Part 2

          【人に学ぶ】「やりたいから、好きだから、思いのままに」Part 1

          IC業界には綺羅星のような存在が豊富ですが、中でもとびっきりキラキラ輝くお2人に話を聞きました。三井物産(株)で18年余りICの仕事に携わり、現在は複数の団体、企業の役員を務める菊地美佐子さんと、カルビー(株)の社内報編集長であり、同時に自身で起業した2社のマネジメントをする間瀬理恵さんです。それぞれのユニークなキャリアと、一貫してしたたかでしなやかな姿勢から大いに刺激を受けた私たちです。 【インタビュイーのお二人】 広報から広がったキャリア ——それぞれ自己紹介をして

          【人に学ぶ】「やりたいから、好きだから、思いのままに」Part 1

          社内報の各メディア特性から考えるメディアミックスの可能性

          はじめに 今や「情報」は私たちの生活に深く浸透し、ビジネス環境も例外ではありません。企業は、情報の効果的な発信が成功の鍵であることを理解し、その手段として様々なメディアを駆使することが求められています。その中でも、特に注目されるのが「メディアミックス」の概念です。 今回、ICの観点から「メディアミックス」についてざわざわしてみました。 紙メディアの特性は、解釈の「余白」 紙メディアの最大の特性は、読者がイメージを自由に持つことができる活字自体の「余白」にあるのではな

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          【企業に学ぶ】「ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム」へ

          2023年11月28日、“ざわざわ”では初の「社会科見学」を企画し、宅急便でお馴染みのヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアムを訪問しました。ミュージアムが入居するヤマト港南ビルは、創業100年の節目にあたる2019年10月に竣工。ミュージアムのオープンは2020年7月。品川駅港南口から徒歩10分、高浜運河を見下ろす、心落ち着くロケーションにあります。 当日は、ミュージアムの初代館長、白鳥美紀さんにご案内いいただきました。 空間を有効活用した設計建物は、1階から5

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          【事例に学ぶ】一方向の「報告」から双方向の「対話」へ 進化する企業レポート

          財務情報と非財務情報を統合した「統合報告書」を発行する企業が増えている。株主や投資家へ向けて財務諸表中心に情報を開示していた時代から、社員や顧客など広くステークホルダーを対象に含め、ESG(環境・社会・企業統治)情報を合わせて開示することで、企業コミュニケーションのあり方はどう変わったのか。 今回は、2022年に日本経済新聞社の主催する「日経統合報告書アワード」でグランプリを受賞した3社の統合報告書を見ながら、メンバーでざわざわ。 非財務情報を合わせ全体像を示すかつて企業

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          【落語deざわざわ #第二席】『長屋の花見』に見る、一体感の醸成と組織カルチャー

          【落語deざわざわ】とは、現代のさまざまな諸問題を古典落語の演目にこじつけて論じるコンテンツです。基本的に「若い衆(わかいし)」と「横丁のご隠居さん」との会話スタイルで展開(例外もあります)しますが、内容はいたって無責任ゆえ気軽な読み物(時々深いかも)としてお楽しみください。 第二席目は『長屋の花見』です。 若い衆: 凄いですねぇ、この長屋の連中。なんだかんだ言って皆んなで大家に乗っかってますね。一体感ハンパないっすね。いいっすよね、一体感があるって。 横丁のご隠居:

          【落語deざわざわ #第二席】『長屋の花見』に見る、一体感の醸成と組織カルチャー